SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Data Tech 2024

2024年11月21日(木)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

IT Initiativeスペシャル

新規事業展開に積極的に取り組み エレクトロニクスNo.1の「環境革新企業」を目指すパナソニック

2018 年に創業100 周年を迎えるパナソニック。そのビジョンとして掲げられたのがエレクトロニクスNo.1の「環境革新企業」というものだ。このビジョン実現のためには、従来のビジネスの枠にとらわれず、新たに革新的な事業を推進していく必要がある。パナソニックの新規事業について、新規事業戦略室 室長の西川氏に話を伺った。

エレクトロニクスNo.1の「環境革新企業」を目指す

 パナソニックは、2018年に創業100周年を迎える。そして、この100年という節目に向けて掲げられたのが、「エレクトロニクスNo.1 の『環境革新企業』」というビジョンだ。

 「このビジョンの実現には、パラダイムの転換が必要です。そのためには既存事業偏重から脱し、エナジーなど新たな領域に積極的に進出する。そして日本中心から徹底的なグローバル志向へ、さらに製品単品で考えるのではなくソリューション・システムで考えるという3 つのスローガンのもと、事業に取り組んでいく」とパナソニック株式会社 新規事業戦略室 室長 西川 宏氏は説明する。西川氏が率いる新規事業戦略室は、このスローガンにある「新領域への進出」を、先頭を切って進める部隊ということになる。

パナソニック株式会社
新規事業戦略室 室長 西川 宏氏
パナソニック株式会社新規事業戦略室 室長 西川 宏氏

 新規事業戦略室で新たな事業を推進する際には、通常3つのステップで進められる。最初のステップは新たな事業のアイデアを発掘することだ。そのアイデアをもとにコンセプトを考え、事業化のプランを練るのが次のステップだ。そして、プランが固まれば実現に向け事業推進をするのが、3 つ目のステップとなる。実際に新たな製品やソリューションの事業化を行うのは、パナソニックの各種事業を担う組織単位であるドメインだ。

 新規事業戦略室の前身は、2002年にできたデジタルネットワーク戦略室という組織だ。このデジタルネットワーク戦略室では、おもにAV機器など娯楽家電とも呼ばれる黒物家電がその対象だった。各ドメインだけでは製品化が難しいものを、事業化するミッションをもっていたと言う。

 「デジタルネットワーク戦略室はドメインをまたぐ組織であり、当時はそういったところに新しいビジネスがありました」と西川氏は振り返る。このデジタルネットワーク戦略室で新たに生み出した製品の例としては、「お風呂テレビ(実際に商品化されたのは2008 年)」などが挙げられる。

次ページへ続く

 

次のページ
新規事業戦略室が各ドメインのビジネスを活性化する

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
IT Initiativeスペシャル連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/2715 2010/12/16 00:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング