「バージョンアップ支援サービス for SAP」は、TIS がSAP ERPのバージョンアップ対応のノウハウと解析ツールを組み合わせることで、バージョンアッププロジェクトの工数を削減し、従来費で最大50%の費用を削減するという。
さらに、TIS のデータセンターサービスとの併用契約によるディスカウントを組み合わせることで、バージョンアップ費用を最大で60%のコスト削減が可能だとしている。
TISは、このサービスによって、これまでSAP ERPのバージョンアップの必要性を認識しながらも、投資額の問題から実行に移すことが困難であったSAP ERP利用企業におけるバージョンアップをはたらきかけていくという。
TISでは、「バージョンアップ支援サービス for SAP」において費用削減を実現する手法として、次の3つをあげている。
・精度の高い解析ツールの活用
精度の高いコード解析技術をもつ解析ツールを用いて、バージョンアップ時の不具合などの影響箇所を特定し、効率的なバージョンアップ作業を実現
・プロジェクトノウハウを集約した独自方法論
解析ツールでは特定困難な影響箇所については、TISの過去のプロジェクト実績をノウハウ化した影響箇所パターン表を活用
・必要十分なテスト範囲の特定
バージョンアップ対応のテストフェーズにおいて、全ての機能のテストを行うことは、大幅なコスト増につながるため、過去の実績から効率的なテスト範囲の特定ノウハウを適用