Sansanは、従業員数100名以上の企業に勤める情報システム・IT部門、DX推進部門の担当者1,053名を対象に、『情シス・IT部門のデータメンテナンス工数に関する実態調査』を実施した。
調査概要
- 調査名:情シス・IT部門のデータメンテナンス工数に関する実態調査
- 調査方法:オンライン上でのアンケート調査
- 調査地域:全国
- 調査対象:従業員数100名以上の企業においてデータ関連業務に携わっている、IT・情報システム系部門の役員・管理職・担当者 計1,053名
- 調査期間:2026年1月22日~2026年1月27日
- 調査企画:Sansan株式会社
調査の結果
- 情シス・IT部門において社内データの整備や確認、ツール間のデータ連携などのデータメンテナンス業務にかかっている工数を算出したところ、一社あたり年間で平均3.9億円相当の人件費が投じられていることが判明
- 自社の情シス・IT部門におけるデータメンテナンス業務の作業量について、2025年の1年間で増えたかを尋ねたところ、「大幅に増えた」または「やや増えた」と回答した人が合計50.7%に
- 直近増えたデータ関連の業務について尋ねたところ、最も多かったのは「生成AI利用に関する社内ガイドラインの策定・更新」(36.0%)、続いて「ツール・システム間のデータ連携・設定調整」(34.9%)、「生成AI利用のためのデータの整理・構築業務」(33.6%)という結果に
自由回答では、そのほかに近年増えた業務として、以下が挙げられたとのこと(コメントを一部抜粋)。
生成AIやデータの活用にともなう、社内データの整備やルール作り
- 生成AIの業務活用に向けたデータクレンジング作業が増えた(従業員500~999名/物流・輸送)
- 生成AI利用のために、オンプレとクラウドならびにクラウドシステム間の連携が増えるようになってきた(従業員5,000名以上/IT・ソフトウェア・通信)
- データに対するアクセス権などのセキュリティ方針の策定(従業員1,000~4,999名/IT・ソフトウェア・通信)
部門間や企業間で分断されたデータの連携
- 新しいシステムが導入されるたびに、他システムとの連携で苦しむ(従業員300~499名/製造業)
- M&A増加により基幹システムの異なる会社の業績データの連携(従業員100~299名/その他)
社内からのデータ抽出依頼や問い合わせへの対応
- 監査や内部統制対応のため、同じようなデータ抽出・整合性確認を何度も繰り返している(従業員300~499名/金融・保険・証券)
- 同じような問い合わせをそれぞれに受けていて、その都度対応していて、時間がもったいないと感じる(従業員300~499名/IT・ソフトウェア・通信)
このようなデータの整理や確認などの業務に時間を取られることで、本来注力したい業務に十分な時間を割けないと感じることがあるかを尋ねたところ、75.2%が「頻繁にある」または「時々ある」と回答したという。
続いて、「頻繁にある」または「時々ある」と回答した人に、本来注力したい業務を尋ねたところ、「システム改善・最適化」(64.0%)、「セキュリティ強化」(51.3%)、「業務自動化・効率化」(46.6%)が上位に挙がったとのことだ。
最後に、今後のデータメンテナンス関連業務の見通しについて尋ねたところ、58.1%が「増えていくと思う」と回答。生成AI活用やデータ活用の広がりにより、情シス・IT部門が担う業務は、今後さらに増加・高度化していくことが予想されるとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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