禁断のユニバーサルデザイン
究極のAC電源アダプタを求めて、ついに吾輩は、ユニバーサルなAC電源アダプタに手を出してしまった。「ユニバーサル」という響きだけではよくわからないが、つまりは、どんな機器にも対応できる、いや対応できそうな、いや対応できるかもしれないAC電源アダプタである。で、買ってしまったものが、下記の2種類である。
これはすごい。この2機種のAC電源アダプタは、形状の異なるアダプタがソケット状になっており、取り外しが可能なのである。結果、8種類や9種類ものことなる形状の機器に接続をすることができる。さらには、その1の機器は供給する電圧までも変更することができるのだ。これで、すべての電源アダプタを所有したり、持ち歩くことなく、自由に電源を操ることができるのだ。
で、気になるこのソケット部分のアップである。
歯科治療のドリルの先端を想像させる実に痛そうなデザインである。しかし、このソケットのおかげで異なる複数の形状をサポートできているのである。
が、しかし、冷静に考えてみると、このマルチタイプのAC電源アダプタ。ソケット部分が故障したらどうなるのだろうか。そう、買い直しなのである。ソケットの差し込み口のピンが故障しただけでも、全部買い直しなのである。つまり、やっぱりAC電源アダプタは何一つ標準化されていないのである。
それにしても、吾輩がACマルチ電源アダプタを購入するのも、こうやって複数の種類のAC電源アダプタを紹介してしまうのも、業界に操られているだけに過ぎないのではないだろうか…(のちのACアダプタ業界陰謀論である)。