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高速処理にはデータベース!

第4回


ELTツールをうまく使いこなしましょう

 なぜデータをこのようにまとめておく必要があるのでしょう?

 一番大きな理由は、そのデータを使った分析の、パフォーマンスをよくするため、と言えるでしょう。分析をする際に、色々なところからデータを引っ張ってきて、それから分析をする、ということもできますが、可能な限り前もってデータをまとめておくことで、分析の際に余計な処理をせずに済みますから、パフォーマンスがよくなるというメリットがあります。

 ちなみに、このようにデータを様々なところから引っ張ってきて、必要な加工を行い、目的のシステムやファイルにロードするためのツールを、「ETLツール」と呼びます。Eはデータを引っ張ってくるExtractの頭文字「E」、Tはデータを加工するTransformの頭文字「T」、LはロードをするLoadの頭文字「L」です。ETLツールはそれだけで販売されていることもありますが、SQL Serverの場合はSQL Server自体に機能として含まれていますので、改めて用意する必要がありません。SQL Serverをデータベースとして利用する時のメリットの1つと言えますね。

 実際の画面のデモは動画でもご覧いたくことができます。動画で分かるSQL Server2008 R2シリーズの「標準で装備のETL(Extract/Transform/Load)ツール[SQL Server Integration Services]」をご覧ください。

SSISについてもっと詳しく知りたい、という方は、是非SQL Server 2008 R2自習書シリーズの「Integration Services入門」「Integration Services 応用」をご覧になってください。

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この記事の著者

松澤純(マツザワジュン)

マイクロソフト株式会社
サーバープラットフォームビジネス本部
プロダクト マネージャー大学時代は情報工学とも理系とも全く縁のない分野を専攻し、新卒で某 DB ベンダーに就職。ERP 製品の新機能検証、研修インストラクターを経て、GIS ソリューション ベンダーに約1年出向、お客様何でも窓口兼プロ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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