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「ハイエンドで培った技術を武器に海外ストレージ市場に挑む富士通」 ストレージシステム事業本部長の五十嵐一浩氏に聞く


クラウドやビッグデータとストレージ装置との関係

富士通株式会社  執行役員
ストレージシステム事業本部長 
五十嵐 一浩氏
富士通株式会社  執行役員 ストレージシステム事業本部長 五十嵐 一浩氏

― ハイエンド領域で培った実績と信頼が、富士通のストレージビジネスを支えているということですね。一方で、昨今では「ビッグデータ」ということが盛んに言われています。そこでは、ハイエンドなストレージ装置ではなく、コモディティサーバーを多数並べて並列処理を行うHadoopのような新技術が脚光を浴びています。

 そうしたトレンドは確実にありますし、事実米国では既に幾つも実例があります。したがって我々としても、そうしたトレンドは当然視野に入れながらソリューションを提供していきます。ただし、世の中のすべてのシステムがそっちの方向に行くとは考えていません。業務システム1つとっても、おのおののシステムで求められるサービスレベルや要件は異なりますから、すべてのシステムを単一のITプラットフォーム上に乗せるという考え方は、個人的にはあまり現実的ではないと考えています。

 昨今よく言われるプライベート・クラウドについても同様です。そもそもプライベート・クラウドという言葉自体の定義も曖昧なのですが、単に社内に散在しているサーバーを集約することが目的であれば、プライベート・クラウドの考え方は極めて有効だと思います。しかし、基幹系システムまでもクラウド化するとなると、これはかなり思い切った試みになると思います。

― なるほど。やはりクラウドへのシステム移行を検討する上では、業務ごとの要件をしっかり見極めて判断する必要があるわけですね。

 その通りです。企業システムには、大きく分けて2つの領域があると考えています。1 つは、決して止めてはいけない重要な基幹業務を司るミッションクリティカルな領域。そしてもう1つが、現場の業務効率化の延長線上にある領域です。前者に関しては、我々ストレージ部門がこれまで培ってきた信頼性の高いデータマネジメントの技術とサービスで、今後も引き続き100%コミットしていきます。一方、後者の方はよりクラウドへ移行しやすいシステムだと言えますが、こちらはストレージというよりも、どちらかというとコモディティサーバーを中心にしたシステムになります。したがって、弊社のサーバー部門と一緒にソリューションを提供できます。つまり富士通全体としては、この2つの領域それぞれに対応したソリューションを両方とも提供していくということです。

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吉村 哲樹(ヨシムラ テツキ)

早稲田大学政治経済学部卒業後、メーカー系システムインテグレーターにてソフトウェア開発に従事。その後、外資系ソフトウェアベンダーでコンサルタント、IT系Webメディアで編集者を務めた後、現在はフリーライターとして活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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