人気のオープンソースデータベースがバージョンアップ!
先週は2つの人気データベースがバージョンアップを発表しました。ひとつはおなじみのPostgreSQL、もうひとつは最近人気急上昇中のNoSQLであるMongoDBです。
PostgreSQL 9.1は9月11日にリリース。数多くの新機能が追加されていますが、最も注目したいのは複数サーバをまたがった同期レプリケーションが実現することでしょう。この場合の"同期"は更新が失われないことを指していますが、レプリケーションを同期モードにすることで、マスターサーバへの更新が失われることなく、スレーブサーバに確実に変更を伝えることが可能になります。バックアップなど高い信頼性を求められるシステムに向いているモードだといえます。
一方、MongoDB2.0は9月12日にリリースされました。3月にリリースされたバージョン1.8以来の安定版リリースです。並列処理性能の向上、インデックス拡張によるパフォーマンスとサイズの改善、ジャーナリングのデフォルト有効など、こちらも数多くの改善点がみられます。
余談ですがMongoDBはVMwareが提供するオープンソースのPaaS環境「Cloud Foundry」でもMySQLなどとともに採用されています。英文ですが、Cloud Foudnry上でGrailsとMongoDBを組み合わせたアプリケーションのデプロイ方法を解説したページを見つけたので、ご参考になれば。今後はクラウド環境でのNoSQL採用も続々と増えていきそうですね。