MySQLファウンダーがOracleを批判 - オープンコアモデルはOSSじゃない!?
前回、Oracleが商用版MySQLにスレッドプールなど強力な機能を付加したことをお伝えしましたが、この機能強化に対してMySQL生みの親であるMichael "Monty" Widenius氏はOracleを強く批判し、話題になっています。
ご存知の通り、MySQLはMySQL AB時代からデュアルライセンス方式を採用してきました。基本的には無償版も有償版も同じソースコードを使い、有償版にはサポートサービスを提供するという形で、機能的には無償版も有償版も差がないことを前提にしています。が、今回のOracleによる機能強化は明らかにこれを逸脱し、もはやオープンソースとは言い難いというのがMonty氏の言い分です。そのほかにも、コミュニティのチェックを受けていないことや、利用可能なプラットフォームが限られていることなどを問題視しており、「オープンコアという名のベンダロックイン」とかなり手厳しい。さて、OracleはMonty氏の意見にどう反応するのでしょうか。あくまで個人的な願望ですが、スルーすることなく、何か反応してほしいなあ……と思ったりします。
さくらインターネットがレンタルサーバのDB機能を強化
大型データセンターの建設やクラウドサービスメニューの拡充で、着々とクラウド事業者としてのステータスを上げているさくらインターネット。9月21日には同社が提供するレンタルサーバサービス「さくらのレンタルサーバ」におけるデータベース機能(MySQL 5.5)の大幅拡大を発表、28日から利用可能になるとのことです。
まず注目はデータベース作成数の大幅増。これまで最上級のビジネスプロプランでも最大3個だったのが、スタンダードでも20個、プレミアムでは50個、ビジネスでは100個、ビジネスプロでは200個に。またデータベースサーバはスペックを増強し、従来比5倍増のパフォーマンス向上が実現しているとのこと。さらにデータベースエンジンとして新たにInnoDBが追加されています。
SQLアタックを防ぐ8つのコツ
DB Onlineキュレータの肩書きをいただいている以上、ニュースチェックもマメにしなければ……と思いつつ、つい今週は手を抜いてしまいました。スミマセン>関係各位
そんななか、先週見つけた気になる記事が「8 Techniques To Block SQL Attacks」です。英文ですが、IT関係の方なら問題なく読めるレベル。決して減ることがないSQLインジェクションの被害、防ぐのに必要なのは意外と基本的なことばかりなのですが、その簡単なことができないんですよね…。ここに書かれている8つのこと、御社のサイトは守れていますか?