数々の情報漏えい事件が相次ぐ中、企業はデータベース(以下DB)のセキュリティ見直しが即急の課題となっている。DBセキュリティと言えばWeb/Appの脆弱性対応やDBそのものの暗号化、適切なアクセス制御などが挙げられるが、その中でもDBの暗号化についてはその技術的な障壁から敬遠され、一般的には正しい暗号化とは何なのか、何をすればよいのかが理解されないまま、暗号化の考慮ないし導入が検討されている。情報漏えいに対する抜本的対策であるDB暗号化に関する正しい知識と運用ができなければ、効果的な情報漏えい対策を取ることなどできない。本記事ではデータベース暗号化にまつわる真実と、それに取って代わると言われ始めているトークナイゼーション(Tokenization)の嘘について、それぞれの技術的な違いと正しい「使いどころ」について解説する。
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髙岡 隆佳(タカオカ タカヨシ)
セキュリティ業界で25年以上、250社を超える実装現場に携わってきている。DBSCではワーキンググループリーダーとして、経済産業省の参考資料となったデータベース暗号化ガイドラインや内部不正対策ガイドラインを執筆している。現在はCSAでの活動を通じて「真のゼロトラスト実装」を提唱し、「ゼロトラスト負債...
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