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トレースはもはや古い?SQL Server 2012 の拡張イベント(後編)

#012


SQL Server Management Studioでイベント データの参照も

 セッションの管理だけでなく SQL Server Mangement Studio を使用してキャプチャしたイベント データを参照することができます。イベント データの参照は、キャプチャしているデータをリアル タイムに監視するライブ データ監視の機能と、ターゲットに出力されたデータを確認する機能の 2 つが提供されます。

 ライブ データの監視はセッションが開始されているときに使用できる機能です。ライブ データの監視ではキャプチャされたイベントの一覧とイベントの詳細が表示されます。一覧には既定でイベント名と発生時刻が表示されています。また、一覧にキャプチャしているイベントの列を任意に追加できます。

 詳細ペインでは個別のイベント データが表示されますが、列値にマップされるテキストも自動で表示されます。

 詳細ペインで表示しきれていない項目はダブルクリックをすると、別ウィンドウが開いて全てを確認することができます。

 ライブデータの監視を停止した後は任意の列でグループ化や合計、平均などの集計も行うことが可能です。

 ターゲットに出力されたデータを確認するには、オブジェクト エクスプローラーのセッションを展開し、ターゲットを選択して右クリックのメニューの[ターゲット データの表示]を選択するか、メニューの[ファイル]-[開く]からファイルを選択します。表示はライブ データ監視と同様ですので、グループ化や集計を行うことも可能です。

次のページ
SQL トレースから拡張イベントへの移行

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この記事の著者

坂輪貴行(サカワ タカユキ)

  日本マイクロソフトの Premier Field Engineering 部にて、SQL Server ユーザーの支援を行う。前職はシステム エンジニアであり、長く Sybase を使用したプロジェクトに従事。業界歴 14 年の月一ゴルファー。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://enterprisezine.jp/article/detail/3644 2012/02/10 18:23

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