約束通り桜の咲くころに… SQL Server 2012が提供開始へ
桜といえば、「桜の咲くころには皆様にお届けしたい」と昨年末の講演で語っていたのは日本マイクロソフトの某K氏。お届けしたいとする製品はビッグデータ活用と高可用性向上、そしてオンプレミスとクラウドの連携に注力した「Microsoft SQL Server 2012」です。ほぼその言葉通り、米Microsoftは3月6日に同製品のリリースを発表しました。米国でのGA版提供は4月1日から開始するそうですが、評価版(RTM版)であればすでに入手可能になっています。
気になる国内提供の開始時期ですが、日本マイクロソフトより今月中に発表があるとのこと。DB Onlineでもしっかり取材しますのでお楽しみに。
100%ピュアオープンソースのTalend Open Studio for Big Dataに注目
米国ではあいかわらずHadoopやNoSQLを得意とするOSS系企業の勢いが止まらない感じですが、今回ご紹介するTalendもそんな会社のひとつです。エンタープライズ向けのミドルウェアソリューション、とくにMDMなどのデータマネジメントやETL、アプリケーション統合に強いベンダとして知られています。
先月、米サンタクララで開催された最大級のビッグデータイベント「Strata Conference」において、Talendはビッグデータ統合ソリューション「Talend Open Studio for Big Data」をオープンソースとしてリリースしました。Apache Hadoopをネイティブサポートし、コードを記述する必要なく、どんなデータソースからもデータを抽出でき、Eclipseベースの使いやすいインタフェースでのデータ分析が可能です。
ライセンスはHadoopと同じくApache Software License。また、HadoopディストリビュータのHortonworksとパートナーシップを締結しており、Hortonwroks Data Platformにバンドルされることが決まっています。日本でも注目度が高まりそうなTalendですが、正式サポートを表明するパートナーが登場する日も近いかもしれません。
すべてのデータベース関係者に - 松信嘉範氏の書籍が発売
DB Onlineでも昨年取材させていただいた国内屈指のMySQLスペシャリストである松信嘉範氏の新刊「Webエンジニアのためのデータベース技術[実践]入門」(技術評論社)が発売されています。"実践"とありますが、MySQLの基本、そしてデータベースの本質をしっかり押さえている良書です。MySQLユーザに限らず、すべてのデータベース関係者におすすめできます(ステマじゃないです)。まずは、松信氏のブログにある本書の「はじめに」を読んでみてはいかかでしょうか。