SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

DB Online Weekly

MongoDB、EMC、Microsoft…、ビッグデータ界隈があいかわらず騒がしい年度末

先日、知り合いのライターさんが「ネットから2日離れていたら、Web業界がろくろ回し一色になっていて、しばらく何のことなのかさっぱりわからなかった」とおっしゃっておりましたが、動きの速いこの業界、1日ネットにアクセスしないだけで情弱まっしぐらな感がひしひしと。いやいや、おそろしい世の中になったものです。

 

 先日、知り合いのライターさんが「ネットから2日離れていたら、Web業界がろくろ回し一色になっていて、しばらく何のことなのかさっぱりわからなかった」とおっしゃっておりましたが、動きの速いこの業界、1日ネットにアクセスしないだけで情弱まっしぐらな感がひしひしと。いやいや、おそろしい世の中になったものです。

 動きが速いのはデータベース業界も同じ。とはいっても、最近はやはりビッグデータ絡みのニュースや発表が多く、逆にそれ以外のネタ探しがちょっとおざなりになっているのは否めず。この週報コーナーも、最近ビッグデータに偏り過ぎかも…とちょっと思ったりするわけですが、すいません、今週もやはりビッグデータ関連の小ネタでお届けします。

MongoDB 2.0.4がリリース、2.2はいつ?

 人気のNoSQLデータベースMongoDBのバグフィクスバージョンであるMongoDB 2.0.4が3月21日にリリースされました。

 2.0.3のバグフィクスのほか、MongoDBの特徴のひとつである負荷分散機能のシャーディングに改善が見られています。

 2.0.4もいいけど、そろそろ次のメジャーバージョンである2.2のリリースを心待ちにしているユーザも多いのではないでしょうか。ウワサでは3月中のリリースと聞いていたのですが、3月はあと1週間でおしまい……朗報が聞けることを期待したいですね。

EMCがアジャイルソフトウェア開発企業を買収、ビッグデータ事業をさらに強化へ

 エンタープライズ系の大手ベンダが軒並みビッグデータビジネスに注力する中にあって、業界内でもかなり目立った動きをしているのがEMC。最近の同社のアナウンスは、新製品リリースも含めてほぼ100%ビッグデータ関連といっても過言ではありません。

 そのEMCが3月20日、アジャイルソフトウェア開発のエキスパート企業Pivotal Labsの買収を発表しました。Pivotal LabsはTwitterやGroupon、Best Buy、Salesforceなどを顧客にもつ企業。代表的な製品にアジャイルプロジェクト管理ツール「PivotalTracker」があります。

 EMCは同社の買収により、ビッグデータ分析アプリケーションの開発を支援するツールの提供やコンサルティングに力を入れるとしています。EMCは同日、ソーシャルネットワーキング機能を追加するツールセット「Greenplum Chorus」の販売も開始しており、Pivotal製品と組み合わせることでビッグデータアプリの迅速な開発が期待できるとされています。今後の製品展開、要注目です。

Microsoftが大物ビッグデータ専門家を獲得

 競争激化するビッグデータビジネス、最大の差別化ポイントはもちろん製品だったり技術だったりするわけですが、忘れてはならない重要なファクタが人材です。データサイエンティストが足りない! などとよく言われますが、ビジネスを牽引する人材も水面下ではげしい争奪戦が繰り広げられているもよう。

 そんな中、Microsoftが大物の"ビッグデータ人材"を獲得したとして話題になっています。元Yahoo!でオーディエンス/クラウド/検索の3部門のチーフサイエンティストを務めたRaghu Ramakrishnan氏がその人(読めない……)。データベースやデータマイニング、クラウドといった分野で25年以上の経験をもつ、文字通りビッグデータのエキスパートです。Microsoftは同氏をサーバ/ツールビジネス部門(STB)のテクニカルフェローとして迎えるとのこと。SQL Server、Azure、Hadoopなどのアーキテクチャ統合を急ぐMicrosoftにとってはまさにどんぴしゃの人材を獲得したといえるでしょう。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
DB Online Weekly連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

五味明子(ゴミ アキコ)

IT系出版社で編集者としてキャリアを積んだのち、2011年からフリーランスライターとして活動中。フィールドワークはオープンソース、クラウドコンピューティング、データアナリティクスなどエンタープライズITが中心で海外カンファレンスの取材が多い。
Twitter(@g3akk)や自身のブログでITニュース...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/3858 2012/03/27 00:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング