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あたらしいSQL Server/Denaliの世界

Integration Services に導入されたプロジェクト配置モデル

パッケージの実行

 パッケージの実行はオブジェクト エクスプローラーで配置したプロジェクトのノードを展開し、実行するパッケージを選択します。右クリックのメニューから「実行」を選択し、実行ダイアログを表示します。

 実行にSSISDB データベースに含まれる次のシステム ストアドプロシージャを使用することも可能です。

  • catalog.create_execution - 実行のインスタンスを作成
  • catalog.set_execution_parameter_value - パラメーターの値を設定
  • catalog.start_execution – インスタンスの実行の開始

 現在 パッケージの実行にdtexec.exeを使用されているシステムも多いかと思います。dtexec.exeもプロジェクト配置モデルのパッケージを実行できるように改良されています。

 パッケージ実行は /ISServer オプションに SSISDBカタログからのフルパスを指定します。次の図のように配置されたパッケージPackage.dtsx を実行するには次のように指定します。

dtexec.exe /ISServer “\SSISDB\Folder1\Integration Services 1\Package.dtsx”

 /Parameterオプションを使用してプロジェクトレベルやパッケージレベルのパラメーター値を指定することも可能です。

 SQL Serverエージェントのジョブを使用してパッケージを実行する場合、種類が「SQL Server Integration Services」のジョブステップからは実行できません。種類に「Transact-SQL スクリプト」を選択し、上記でご紹介したシステムストアドプロシージャを使用して実行する必要がありますのでご注意ください。

 ここまで新しいプロジェクト配置モデルの配置から実行までご紹介してきました。次回は環境と環境変数を使用したパッケージの実行や、配置されたプロジェクトやパッケージの管理についてご紹介したいと思います。

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この記事の著者

坂輪貴行(サカワ タカユキ)

  日本マイクロソフトの Premier Field Engineering 部にて、SQL Server ユーザーの支援を行う。前職はシステム エンジニアであり、長く Sybase を使用したプロジェクトに従事。業界歴 14 年の月一ゴルファー。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://enterprisezine.jp/article/detail/4002 2012/06/07 00:00

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