SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

EnterpriseZine Day Special

2024年10月16日(火)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

あたらしいSQL Server/Denaliの世界

Integration Services に導入されたプロジェクト配置モデル

プロジェクト配置モデル

 SSISは新しく導入されたプロジェクト配置モデルと従来のパッケージ単位での配置を行うパッケージ配置モデルの両方をサポートしてます。しかし、SQL Serverデータツール(以下、SSDT)で新規にIntegration Servicesのプロジェクトを作成すると、既定でプロジェクト配置モデルのプロジェクトが作成されます。実際に SSDTで新規にプロジェクトを作成した場合の画面が次の画面になります。

 パッケージのデザインのタブは従来と変更ありませんが、ソリューション エクスプローラーの内容は従来と異なっているのが確認できます。プロジェクトに含まれているProject.paramsはプロジェクト レベルのパラメーターが定義されます。プロジェクトパラメーターを使用することで、プロジェクトで定義された値やプロジェクトが外部から受け取る入力値を複数のパッケージに指定することが可能となります。例えばプロジェクト全体で出力先のフォルダを指定したい場合、プロジェクトパラメーターで定義します。実際にプロジェクトパラメーターを定義する場合は Project.paramsをダブルクリックするか、右クリックのメニューから「開く」を選択します。次の図はプロジェクト パラメーターとして出力先をパラメーター名OutputDirとして定義したものです。

 パラメーターはパッケージのプロパティ式などで使用できます。次の図はパッケージ レベルのフラット ファイル接続マネージャーのプロパティConnectionStringの式にプロジェクトパラメーターを使用しています。式ビルダーの「変数とパラメーター」にプロジェクト レベルのパラメーター$Project::OutputDir とパッケージレベルのパラメーター$Package::OutputFleが表示されていることが確認できます。それらを式に追加しています。このようにそれぞれのパラメーターは同じように使用することができます。

 接続マネージャーもパラメーターと同様にプロジェクトレベルで定義が可能となりました。ソリューション エクスプローラーの「接続マネージャー」のノードにはプロジェクトレベルの接続マネージャーが表示されます。次の図では接続マネージャーを選択するリストにプロジェクトレベルのADO.NET接続マネージャー(denali Contosodb1)とパッケージで定義されたフラット ファイル接続マネージャーが表示されています。

次のページ
プロジェクト配置ファイル

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
あたらしいSQL Server/Denaliの世界連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

坂輪貴行(サカワ タカユキ)

  日本マイクロソフトの Premier Field Engineering 部にて、SQL Server ユーザーの支援を行う。前職はシステム エンジニアであり、長く Sybase を使用したプロジェクトに従事。業界歴 14 年の月一ゴルファー。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/4002 2012/06/07 00:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング