SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine Day 2022

2022年6月28日(火)13:10

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

これからのデータベース要件を考える

ビッグデータ時代にはアプリケーションにデータを取り込むのではなくデータ側にアプリケション処理を持っていく

今回は、前回の終盤で述べたソフトウェア開発基盤の課題を解決する方法として、開発プラットフォームを提供している各社がどのような取り組みをしているかを見ていきたいと思います。その話を始める前に、今回のテーマから若干外れますが、最近起こっている象徴的な出来事について述べます。

オープンシステムの組み合わせからベンダーによる垂直統合へ

 いまもっとも勢いのある会社はと問えば、IT業界ではなくてもほとんどの人がAppleを挙げるのではないでしょうか。Appleの成功については、さまざまな人々がさまざまな分析をしていますが、個人的にはしばらく優勢だったオープンシステムから垂直統合への揺り戻しを起こした、ここに最大のポイントがあるのではと思います。

 オープンシステムが進化して機能拡充を加速させる半面、全体の統一性、制御性を確保するのが困難になってきました。対して、一社がシステムの全てをコントロールできれば、統一性、制御性を確保でき、それがよりよいユーザーエクスペリエンスの提供につながるという流れがあります。このAppleによる大成功の例は、多かれ少なかれさまざまなIT関連企業になんらかの影響を与えているはずです。

 ソフトウェア開発基盤を提供している会社にとって、オープンシステムが抱える多様な問題を解決することは危急の課題でした。そこで2つの大手ベンダーが取った方法は、極めて似たものとなっています。2社とはOracleとIBMですが、Oracleはエンジニアド・システム、IBMはPureSystemsというソリューションをそれぞれ発表しています。

 この2つのソリューションの共通点は、自社のハードウェアにオープンシステムのソフトウェアスタックのなかからベンダーが選りすぐり(ベストオブブリード)のものを組み合わせて提供するところです。ユーザーは自身で取捨選択せずにすみ、組み合わせにまつわる余計な検証作業から解放されるメリットがあります。しかし、ソフトウェアの構成要素の中にはベンダーのものではないものもあり、ベストオブブリードで利用する際にオープンシステムがかかえる問題は内在したままになります。その結果、構成要素が変化するたびに、ベンダーが調整作業を続けていくことになります。大手ベンダーが、体力にものを言わせて中の暴れ馬を力でねじ伏せていく感じでしょうか。

 実際この手法がとれる企業は、ハードウェアからさまざまなレイヤーのソフトウェアスタックを継ぎ目なく提供できるベンダーに限られます。なので現状、この2社以外からは同様なソリューションは提供されていません。しかしながら、他ベンダーも自身のコントロールが及ぶ範囲で垂直統合のソリューションを目指すというのは、今後の業界全体として大きな流れとなるでしょう。

次のページ
インターシステムズのデータベースはファイルをベースにしたものではなく、 変数を永続化したもの

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
これからのデータベース要件を考える連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

佐藤比呂志(サトウヒロシ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/4314 2012/10/25 00:00

Job Board

PR

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

2022年6月28日(火)13:10

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング