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【座談会】なぜ今、「スクラム」がホットなのか?日本最大のスクラムイベント「Scrum Alliance Regional Gathering Tokyo」の実行委員に聞く


―スクラムが向かないと思われる開発スタイル、スクラムの課題などあれば教えてください。

原田 今のところスクラムは、みんなが知っていて共通言語として使えるプロセス言語の中では、割と欠点が少なくて使いやすいと思います。とはいえ、スクラムは、「繰り返し可能なことにスクラムを利用するのはもったいない」とも感じます。検査と適応はもっと早くやる方法があるので、それをわざわざスプリント単位で繰り返すというのは、無駄で、それはさっさとやるべきですね。

木村 スクラムの各プラクティスがきっちりとしていて、さぼることが許されないのが辛いと思うことがあります。 当然、良いところでもありますが、たまにだらだらしたいと思っても、許されない。チームの規律がすごく重視されているし、それを自分たちで自律的に守り、考え続け、改善し続けることが求められています。そういう意味でもこのイベントは、言われないと動けない人や改善しようとしない人には役に立たないかもしれません。

吉羽 チームがやる気のない人だらけで構成されている場合、いくら外から見た時に問題がすべて見えていたとしても、彼ら自身、全く関心がないので、いくら外野が言っても、全くうまくいきません。そういうチームにとっては、スクラムとかアジャイルは何の解決策にもならない。当然ですが、方法論だけでは何も変わりません。

永瀬 チーム自身に考えさせないと持続的な成果は出ないので、観察を続ける必要がありますが、本当は手を出したい。それを我慢する必要があるところがスクラムの辛いところ。それからスクラム自身では達成した結果や効果をどう測定するのかを規定していないので、見せ方が難しい。今回のイベントも、開催したことで目に見える効果が出るかも分からないので、ずっと続けていかないといけない。スクラムに対して色々な見方をする人がいると思いますが、どんな立場の方でもぜひ来て欲しいですね。そういう人にも役立つコンテンツを作っていると自負しています。「SGT2013」が、来ていただいた方みなさんの刺激になり、きっかけになることを願っています。

写真:実行委員の面々。全員がスクラムアライアンスの認定資格保持者。
本業との掛け持ちでイベントの企画・運営を行なっている。
後列左から、高橋氏、関氏、藤澤氏、吉羽(筆者)、川口氏、前列左から、高江洲氏、永瀬氏、木村氏

                             * * * * * *

 国内外のスクラム実践のパイオニアが集結し、スクラムの熱気が存分に味わえるイベント「Scrum Gathring Tokyo 2013」に注目だ。

■「Scrum Alliance Regional Gathering Tokyo 2013」開催概要
・開催日: 2013年1月15日(火)~16日(水)
・定員: 150名(各日)
・開催場所: 秋葉原UDX(最寄り駅: 秋葉原、末広町)
・参加費用: 2日:42,000円(税込)、1日:26,250円(税込)
・主催: Scrum Alliance Regional Gathering Tokyo 2013 実行委員会
・共催: 株式会社翔泳社
・申し込み:http://scrumgatheringtokyo.org/ 
 ※銀行振込申込締切:2012/12/21(金)、カード決済申込締切:2013/1/9(水)

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この記事の著者

吉羽 龍太郎(よしば りゅたろう)

Ryuzee.com /アジャイルコーチ
アジャイルコーチとして数年来大小様々な会社へのアジャイルな開発プロセスの導入や改善の支援、組織改革の支援等を行う。TIS、野村総合研究所を経て現職。 認定スクラムプロフェショナル(CSP) / 認定スクラムプロダクトオーナー(CSPO) / 認定スクラムマスター(CSM) / Microsoft MVP for Visual Studio ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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