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経験から学ぶ、災害に強いデータベースシステム構築

災害や故障だけではない、安定稼働を支える技術

 災害や故障など突然のダウンだけではなく、普段からの安定稼働も重要である。安定稼働を妨げる要因はさまざま。月末や業務の締め日、何かのきっかけでアクセスが集中するようなときに性能劣化が起きやすい。爆発的な処理量増加に対して制限をかけるリミッター的なものを施しておく必要がある。また、障害復旧時には的確な対処ができるような準備も必要だ。早く回復させようとする作業者の焦りが二次的なトラブルを呼び、ささいなきっかけから致命的なトラブルに発展してしまう例もある。回復までの運用規定があれば防ぐことも可能だろう。

 負荷分散機能にはさまざまなアプローチがある。データのパーティショニング、ログの分散(Symfoware独自機能で「スケーラブルログ」という)、サーバー分散による処理能力拡張(ロードシェア)がある。

 さらに最近ではさらなる高性能化を目指し、メモリやSSDの活用幅が広がってきている。割り当ての目安はデータの性質だ。主に、アクセス頻度が高い読み込みにはメモリ(DRAM)、アクセス頻度が高く書き込みが発生するデータにはSSD、アクセス頻度が低いデータにはHDDと分けて最適化を図る。

 パーティショニングとログ分散も合わせ、SSDを活用すると秒間50万件の書き込みを実現できた例もある。オンラインシステムの安定稼働に役立てられた事例では、レスポンスが高負荷時には30秒だったところを常に3秒以内へと短縮できたという。

  ***

中山氏は「富士通は今後もデータベース技術を進化させ、お客様・社会・生活を支えたい」と話す。日本企業ゆえに国内で培った豊富な実績があり、また震災や国内事情を熟知した上での信頼性への取り組みは説得力がある

 関連URL

 ・FUJITSU Software Symfoware
 ・FUJITSU Integrated System HA Database Ready

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この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

EnterpriseZine/Security Online キュレーターフリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Online の取材・記事も担当しています。Webサイト:https://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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