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日立のデータベース

超ミッションクリティカルの現場


ミッション3:「製品をガンガン修正して要件を達成せよ!」

 まずは、関連する製品のキーマンを一同に集めて、各コンポーネント間の連携インタフェースを洗い出して、全体の処理の流れを可視化。さらにそこに、実際に検証機で収集したデータを突き合わせて、ボトルネックになっているであろう箇所を1つ1つ丹念につぶしていく。

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ドンの貫録で当時を振り返る原さん

 と、こう書くと、ひょっとしたらよくある障害対応の風景のようにも思えるかもしれないが、よくよく考えてみると、超大規模システムにおいてハードウェアからOS、ミドルウェア、アプリケーションまで、すべてのコンポーネントの担当者が同じ会社の中にいて、しかも朝から晩まで膝を突き合わせて徹底的に話を詰められるって、そうそうないことかも。

 「すべてのコンポーネントを垂直統合の形で提供できる、日立ならではの強みだと思います。マルチベンダー体制では、こうはいかないはずです」(原さん)

 なるほどねえ……ってあれ? OSは確かAIXじゃなかったっけ? IBMのOSでしょ? ってことは、サーバ機も普通はIBM製になるような。

 「実は日立にはAIXの専門部隊がいて、IBMの許諾を得てソースコードを閲覧することができますし、さらにはソースコードを修正して一時的にお客さまに提供することもできるんです。実際にこのプロジェクトでは、AIXの修正を行っています。ちなみに、サーバ機も日立の工場で製造しているので、ハードウェアの中身も完全に把握してます」(原さん)

 マジで! 他社さんのOSも直しちゃう? 

 「もちろん日立の製品にも、このプロジェクトのために、あちこち手を加えています。例えば、ストレージのフェイルオーバー時間を短縮するために、HiRDBに新たな機能を実装するとともに、サーバからの二重書き込みのための専用のI/Oドライバも開発しました」(渡辺さん)

 たった一社のお客さんのために、そこまでやるか普通? ちなみに、このドライバの開発は渡辺さんが担当したそうで。

 「ストレージの筐体が丸々つぶれたとしても、HiRDBが載っているデータベースサーバはまったく関知せずに切り替えられるようにしました(キリッ)」

 さすが王子、まぶしいぜ……。

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自分の専門領域の外にどんどん出て行く気概が大事!

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この記事の著者

吉村 哲樹(ヨシムラ テツキ)

早稲田大学政治経済学部卒業後、メーカー系システムインテグレーターにてソフトウェア開発に従事。その後、外資系ソフトウェアベンダーでコンサルタント、IT系Webメディアで編集者を務めた後、現在はフリーライターとして活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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