「HP Operations Orchestration software」は、清水建設の基幹業務システム運用の負荷を軽減するために導入されたという。
清水建設では、基幹業務システムを含む約200のサーバーをプライベートクラウド上に移行し、2014年度には300を超えるサーバーが集約される見込みだという。それにより、システム環境のセットアップ作業など情報システム部の負荷が増加が課題になっていたという。
それを解決するために、運用手順自動化ツール「HP Operations Orchestration」を採用したという。採用にあたっては、自動化フローの設定に豊富なテンプレートが利用でき、独自のフロー定義もスクリプトの記述なしでGUIからシンプルで直感的な操作で行えることが評価されたとしている。
また、さまざまな管理ツールとの連携部品を備え、マルチベンダー環境への適応力も重要なポイントになったという。
導入を支援したCTCは、「HP Operations Orchestration」の導入から2か月で20の運用業務の自動化を達成。イントラネット上でユーザー部門が申請しシステム環境が準備されるまでのリードタイムを、従来の2日から2時間に短縮するなど、自動化の実装において成果を上げたとしている。
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