【特別鼎談Ⅰ】「積極的に外に出ることで自分が磨かれる」エンジニアはサバイブ力を身につけよ!
楽天 吉岡弘隆氏×東京海上 小林賢也氏×co-meeting 吉田雄哉氏
現状の仕事を守っていくだけでは居場所がなくなる
吉田:とはいえ、なかなか外に出て行かない方もいると思います。そういう方にはなんと声かけるといいのでしょう。
小林:刺激を与えるしかないと思います。
吉田:意図的に刺激を与えることはやっていらっしゃるのでしょうか?

小林:海外出張やオフショア先に駐在させたりしています。特にオフショア先に出すと人が変わりますよ。自分が動かないと、現地の人たちは動いてくれませんから。少なくとも危機感を持つことは必要ですね。システムを守っていく仕事はどんどん自動化されるので、なくなっていきますから。気づくと居場所がないなんてことにならないためにも、自分の立ち位置をシフトしていかないとまずいですよね。
吉岡:危機感を持てるかは個人の成長にとって重要なポイントですね。当社では以前より、英語ができる、できないにかかわらず、エンジニアを海外のカンファレンスに強制的に参加させてきました。なぜかというと、英語をやらないとやばいということに気づくからです。社内公用語を英語にしたことで、海外に行くことを嫌がる社員は減りました。そこで今年は発表者としても海外のカンファレンスに送り込んでいます。エンジニア一人ひとりにサバイブ力が身についてきた気がします。
小林:サバイブ力。確かにサッカー日本代表の本田選手の言葉ではないですが、エンジニアも個の時代になってきたと思います。エンジニアはどんどん外に出て個の力を磨き、たくましくサバイブしていってほしいと思います。
吉岡:ITほど面白い世界はないですからね。例えば20年前を振り返ると、今の状況はまるで魔法を見ているような変化です。10年後、20年後も、ITがベースになっているはず。その現場にいられるのです。飽きないですよ。あとはいかに自分に力をつけるかです。
吉田:本日は面白いお話をありがとうございました。イベント当日のパネルディスカッションもますます盛り上がりそうですね。みなさん、ぜひお楽しみに。
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- この記事の著者
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中村 仁美(ナカムラ ヒトミ)
教育大学卒業後、大手化学メーカーに入社。その後、ビジネスや技術に関する専門雑誌や書籍を発行する出版社、ITに特化したコンテンツサービス&プロモーション会社を経て、2002年、フリーランスライターとして独立。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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