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土木建設の世界からITへ!実践の中で経験を積み自立したエンジニアになれ

 新卒で中堅のゼネコンに入社した國森さん。配属されたのが飛騨高山の山の中、中部縦貫自動車道の工事現場だった。その後、國森さんはIT業界へ転身。現在、エーピーコミュニケーションズ(以下、APC)でセキュリティエンジニアとして活躍中だ。異業種からITエンジニアへの転身にはどんなきっかけや苦労があったのか。國森さんにこれまでのキャリアを振り返ってもらいながら、これからのセキュリティエンジニアに求められるスキルなどについて伺いました。

ゼネコンからITエンジニアへの転身

 「大学は理工学部土木学科、橋梁の設計や都市計画などが学ぶ対象でした。大きいものを造りたいと、その思いで4年間勉強しました」

エーピーコミュニケーションズ システム基盤エンジニアリング事業部 SIグループでマネージャーを務める國森さん

エーピーコミュニケーションズの國森さん

 こう語るのは、エーピーコミュニケーションズ システム基盤エンジニアリング事業部 SIグループでマネージャーを務める國森さん。学生時代の國森さんはかなり忙しかったという。勉強面では提出すべき課題も多く、大学に泊まり込むこともしばしば。さらには競技スキーのクラブに入っていて、こちらの練習もかなり忙しかった。練習成果もあってか、スキーの成績は全国で10位代に入る実力だった。「スキーと勉強に明け暮れた毎日でした」と当時を振り返る。

 就職は専門領域を活かし、中堅のゼネコンに入社した。配属されたのが飛騨高山の山の中、長野県松本市から福井県福井市までを結ぶ中部縦貫自動車道の工事現場だった。「岐阜の山奥にある現場でした。そこで安全管理や工程管理の仕事をしました。擁壁や橋の施工管理の仕事です」と國森さん。ほぼ1年間、現場に行きっぱなしだった。

 大学時代にCADなども使っていたし、構造計算にPCも利用していた。とはいえ、本格的にIT関連の勉強はしたことはなかった。山の中の現場事務所では、電話回線をデジタル化してデータ通信が出来るISDNを使って本社とデータのやり取りを行っていた。「ISDNで接続すれば、遠隔地なのに図面などがすぐに見られ、当初は非常に画期的でこれは面白いと興味を持ちました」と國森さん。土木施工管理の仕事の傍らで、ネットワークの設定やコンピュータに触る機会が増えていったという。

 1年間の工期が終了し、1つの仕事を成し遂げた感があった。次なる仕事を考えたときに、ITの分野に進みたいと思いあっさりとゼネコンの仕事を辞めてしまう。しかし素人の自分がすぐにITの仕事に就けるわけではない。そこで東京でIT資格の専門学校に通うことに。1年間でマイクロソフト認定プロフェッショナルやCisco、LinuxやSun Solarisなどの資格を取得する。

 各種資格は取得したが、簡単に未経験者を採用してくれる企業はなかった。雇ってくれそうなところも、職種は大抵がオペレーター。分野こそ違うものの設計などの業務に関わってきたこともあり、ITでも開発や設計の仕事をやりたかった。そんなときに出会ったのがAPCだった。面接の印象も良く「設計の仕事をしたいと言ったら、分かったと言ってくれたのです」と國森さん。そして、この会社に入社を決めた。

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技術に追いつくのは大変だったがやるしかなかった

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この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

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