「Securityプロに会いたい!」連載一覧
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2020/11/30
心がけたのは「裏切らない。逃げない」 クラウドフレア 青葉雅和さん
2019年11月にクラウドフレアの日本代表に就任、2020年7月に日本法人を立ち上げた。オフィスは契約したものの、使うことなく解約。コロナ禍で出鼻をくじかれたが、青葉雅和さんの笑顔からは余裕すら感じられる。2008年から外資系IT企業の社長を渡り歩いている青葉さんだが、発端は意外なところにあった。
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2020/09/24
暗号化通信からマルウェア解析の第一人者へ 「天職だと思った」とBlackBerry Cylance 本城信輔さん
今回のセキュリティプロはBlackBerry Cylance 脅威解析チーム アジア太平洋地域マネージャーを務める本城信輔さん。数学に強く、暗号技術への興味からセキュリティの世界に足を踏み入れ、長らくマルウェア解析に携わってきた。マルウェアとの戦いはいまだに終わらない。現職になってからはマネージャー業務が中心となり、これまでと違う試練も味わっている。これまでを振り返ってもらった。
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2019/12/13
コンテナ対応のクラウド型セキュリティサービスを自社開発「第二の創業期へ」―グレスアベイル澤井祐史さん
企業インフラのクラウド移行が進み、クラウドやコンテナに対応したセキュリティ製品の需要も高まりつつある。2019年11月11日に発表された次世代型WAFサービス「GUARDIAX」はSaaS版のほかコンテナ版もあり、アクセス遅延がおきにくく、トラフィック軽減でコスト(通信課金)削減が見込めるなどの特徴を持つ。今回のセキュリティプロは「GUARDIAX」を提供するグレスアベイル 代表取締役社長 兼 CEO澤井祐史さん。
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2019/10/04
テクノロジーもガバナンスも分かる二刀流 EYACCの森島さんはいかにして生まれたのか
EYアドバイザリー・アンド・コンサルティングの森島直人さんは「セキュリティコンサルはセキュリティだけではだめで、経営の効率化とセット。各社のビジネスプロセスとビジネスの展開に照らし合わせ、落としどころを探すのが大事」と話す。そんな森島さんには10年ほど抱えている悩みがあるという。
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2019/04/08
「サービスをすることが好き」セキュリティで顧客課題を解決――サイバーセキュリティクラウド 渡辺洋司さん
クラウド型WAF「攻撃遮断くん」や、AIによる「AWS WAF」のルール自動運用サービス「Waf Charm」、そしてAWS Marketplaceで販売されるAWS WAFマネージドルール「Cyber Security Cloud Managed Rules for AWS WAF -HighSecurity OWASP Set-」と、サイバーセキュリティクラウドが提供するサービス全てに携わっている、同社CTOの渡辺洋司さん。自分に合うことを続けてきたらセキュリティに行き着いたという。システ...
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2018/08/08
サイバーセキュリティの知見を「セーフティー」に生かしていきたい――トヨタ自動車 守屋英一さん
サイバーセキュリティ分野の第一線で活躍している守屋英一さん。全てを知り尽くした上で堅実にキャリアを積み重ねていると思いきや、実は「できっこない」と思うことも無理を承知で挑戦することも。未知なる世界に飛び込み、多くの発見と学びを得てきた。守屋さんがこれまで歩んできた道、これから目指すものとは。
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2018/07/25
セキュリティ・キャンプで人生が変わった、「官製ハッカー」が目指す「その先」―アクティブディフェンス研究所 忠鉢洋輔さん
頭おかしい――。セキュリティ界隈でしばしば聞かれるこの形容詞は、「発想がぶっ飛んでる天才」「従来の価値観を根底からひっくり返す突破者」に向けられる、畏怖と賞賛と嫉妬と親しみがごちゃ混ぜになった言葉だ。2000年代の「セキュリティ・キャンプ」は、そんな「頭おかしいヤツ」のエネルギーが溢れていた。アクティブディフェンス研究所の忠鉢洋輔はそのエネルギーに圧倒され、その後の人生を決めた。
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2018/03/07
グローバル企業の情シスからセキュリティ・エバンジェリストへ転身した理由―ラック原子拓さん
SIやITコンサルティングの企業から、ユーザー企業のIT部門に転職する話は時々耳にする。しかし、その逆はあまり聞いたことがない。原子拓さんはユーザー企業でシステムのダウンサイジングからインターネットへの接続とセキュリティ対策、さらにはクラウド活用に至るさまざまな経験をした後に、セキュリティ技術を駆使したITトータルソリューションを提供する株式会社ラックに転職した異色の存在だ。
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2017/12/18
バックアップ一筋のキャリアから見えてきた「本当に好きなこと」~ヴィーム 吉田幸春さん
経験は人を成長させる。ヴィーム・ソフトウェア(以下、ヴィーム)のシステムズ・エンジニアリング・マネージャー 吉田幸春さんはいくつかの外資系IT企業を転職し、そのたびに新しいスキルを獲得してきた。試行錯誤もありつつ、幅広い経験から自分が本当に好きなことは何かをはっきりと悟ることができた。転職の動機はただひとつ。吉田さんが追い求めるのは何か。
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2017/10/11
「何でなん?」の好奇心で自動車セキュリティ市場を作り上げたい――ホワイトモーション 蔵本雄一
「自動車セキュリティ市場は非競争領域と言われる事が多く、まだITセキュリティのように、十分に市場形成されているとは言えません。だから、われわれの技術や知見は、多くの人に活用してほしい」――こう語るのは、自動車セキュリティ専業ベンダー「WHITE MOTION(ホワイトモーション)」でCEOを務める蔵本雄一だ。セキュリティの知識をブラックボックス化せずオープンにし、「公益性」と「公共性」を重視する。会社名“ホワイト”モーションにはそんな思いを込めた。CEOに就任して4カ月。「日々是発見」と笑う蔵...
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2017/09/20
デジタルフォレンジックスを通じて依頼者の願いに応える ー新日本有限責任監査法人 杉山一郎さん
サイバー攻撃や情報漏えいなどのセキュリティインシデントが発生した時、消去済みも含めデータやログを詳しく分析して捜査が行われる。デジタルフォレンジックスとも呼ばれ、コンピュータの高度な知識と技術が求められる。この領域で日本屈指の専門家となるのが新日本有限責任監査法人 FIDS(不正対策・係争サポート)事業部 FTDS日本エリアリーダー エグゼクティブディレクター 杉山一郎さんだ。
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2017/08/31
「教えることは教わること」―セキュアスカイテクノロジー はせがわようすけさん
お堅いイメージが強いセキュリティの世界で、やや異彩を放つのがセキュアスカイ・テクノロジーのはせがわようすけさん。関西弁で笑いを誘い、自由奔放で明るい。電子回路の設計から勉強会を通じてセキュリティの世界に入り、エバンジェリストやセキュリティキャンプ講師として影響力を持つ。
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2017/08/28
「ネットワークを制する者がセキュリティを制する」―EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社 上川智彦さん
「コンサルティングファームが行うセキュリティ事業」と聞いて、どのくらいの方がピンと来るだろうか? 特に、普段セキュリティ業務に直接関わっていない方や、これからセキュリティ業界を目指す若い方々にとって、コンサルティングファームと情報セキュリティがどう結びつくのか、ひょっとしたらあまりイメージできないかもしれない。しかし実は多くのコンサルティングファームが、顧客企業に対してセキュリティ関連のサービスを提供しており、大手の企業ではセキュリティベンダーに依存しない「ベンダーフリーの中立的なセキュリティ...
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2016/11/18
セキュリティ人材を育成し、技術を社会に還元。そして稼ぐ――トライコーダ 上野宣さん
「よく人から言われるんですよ。『セキュリティの仕事は天職やな』って」――脆弱性診断のプロフェッショナルである上野宣は、そう言って笑う。3歳から父親に言われるままにコードをタイピングし、5歳の時には自分でプログラムを書いていた。小学校に入学する頃にはパソコン雑誌に載っているコードをカスタマイズし、ゲームを自作していた。実家が営むパソコンショップの名前は「ハッカーズ」。本人も「当たり前のようにセキュリティが仕事になっていた」と語る。そんな「セキュリティの上野宣」はどのように“形成”されていったのだ...
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2016/09/15
トリマーからデータセキュリティ・スペシャリストへ!ブルーコート髙岡隆佳さん
シマンテックと統合されるブルーコートシステムズ合同会社。そこでデータセキュリティ・スペシャリストとして活動している髙岡隆佳さんは、セキュリティ、ネットワークエンジニアからいったんIT業界を離れてペット専門の美容師「トリマー」を目指した変わり種だ。再びセキュリティの世界に戻りエバンジェリストとしても活躍する髙岡さんに、これまでのキャリアやセキュリティの今後について話を訊いた。