今やシステムは企業活動と不可分のものとなりました。業務改善といえばシステム開発と言っても過言ではありません。しかし、システム開発のおよそ7割は、「導入したのに使われない」「改善されない」という失敗に陥るとも言われています。「数十億円かけてシステム構築を行ったが、業務プロセスとシステム機能のギャップにより、開発から2年が経過してもカットオーバーの目途がついていない」。そんな話は珍しくありません。システム開発においては、業務上の問題点の可視化と抽出ができていない状態でスタートしてしまうと、できあがるのは「そもそも方向性から違っている」という残念なシステムです。本稿では業務改善の観点から、システム導入で失敗しないための自立的な業務の可視化分析手法としての「BPEC」、それを利用してシステム要求につなげるための手法「B-NASS」について解説します。
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佐藤 彰広(サトウアキヒロ)
株式会社アシスト 情報基盤事業部 製品統括部プログレス推進部 Oracleデータベースのエンジニアとして、企画・プロジェクト管理に従事。その後、ビジネス開発部隊として新規ソフトウェアの調査・発掘を経て、BRMS「Progress Corticon」の日本での立ち上げを担う。
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