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アジアと西欧つなぐデロイト オーストラリア―特別チームがグローバルで活躍中

これから多くの大型スポーツイベントでも特別チームが活躍する?

―デロイト オーストラリアのクライアントの傾向について教えてください。

James「石油系が多いです。あと、移民局の情報も最近は注目されています。オーストラリアは西洋諸国とアジアをつなぐハブになっているので、アジアに進出したいアメリカ企業がまずオーストラリアに進出するということがよくあるので、そういった企業がクライアントになることもあります。その逆もあって、たとえば、日系企業がオーストラリアに支社を出して、西欧諸国の情報を得て、アメリカやヨーロッパなどに進出していくための足掛かりとする――そういう場所に使われるのがオーストラリアなのです」

―なるほど。オーストラリアのCICの規模はどれくらいですか?

James「オーストラリアは24人。英語圏なのでアメリカ、カナダ、イギリスと情報共有できるので、やや小規模ですね。これからはもっと大きくしていきたいと思っています」

―最近の脅威で注目しているものはありますか?

James「いろいろありますが、ひとつにはデータの改竄です。まだ現在は多くのものが紙で残っているけど、それが今後すべてデータ化されて情報として集まると、だれかが改竄をはじめる。生年月日を変えたり、犯罪歴を変えたり……歴史そのものが変わってしまう。また。犯罪者の組織化も懸念しています。その組織が政府よりも賢いうえに、国家のようにボーダーがあるわけでもなく、犯罪者はどこででも犯罪活動が行えるような時代になってしまいました」

―守る側でもグローバルで連携が必要ということで、まさにデロイトさんがCICで実践しようとされていることですね。少し日本との連携について聞かせてください。

James「同じプラットフォームを使って連携していきます。たとえば、日本がある情報を得たら、その情報は、シドニーで、シンガポール、クアラルンプール、インドでも共有されます」

―頼もしいですね。2020年、日本は恰好の標的になりそうですが、世界のCICが守ってくれますか?

James 「もちろん! 私は2012年にデロイトの専門チームとしてロンドンオリンピックに関する仕事をしていたんですよ。ロンドンオリンピック前後に、ものすごい数のアタックがありました。日本に対してアドバイスがあるとすれば、とにかく先に準備をしておくことです。ハッキングは必ず成功するという前提でペネトレーションテスト等、入念に行うことが重要です

―今後のデロイトの活躍を楽しみにしています。今日はありがとうございました。

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Security Online編集部(セキュリティ オンライン ヘンシュウブ)

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