ビジネスや業務プロセスにおいて、ITの存在感は年々大きくなってきています。今や企業活動の大半をITが支えているといっても過言ではありません。また、スマートフォンやインターネット技術の進化とクラウドサービスの普及により、さまざまな産業や事業領域においてデジタルシフトが加速しています。
企業を取り巻くビジネスやIT環境が大きく変わる一方で、安全なITやデータの利活用が大きな経営課題となってきました。サイバー攻撃や内部不正による情報漏洩の被害は後をたちません。また、国内外において個人情報やパーソナルデータの利活用に関する法制度の改正が進むなか、企業のデータ保護、データ管理への対応はますます重要なものとなっています。
また、ここ数年でデータの利活用は企業競争力の源泉であり、攻め・守りの両面において経営やIT戦略上の重要テーマとして広く認識されてきました。AI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)、ビッグデータ、データサイエンス、ディープラーニング、FinTech、ブロックチェーン、サイバーセキュリティ、個人情報保護法、GDPR(EU一般データ保護規則)――昨今、こうしたキーワードが注目を浴びていますが、これらの根底にある共通項は“データがもたらす価値とリスク”にあると捉えています。
こうしたITの進展と寄り添うように、当社が運営する企業のITリーダー向け専門メディア「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)も成長を続け、2017年度をもちましてサイト開設から10周年を迎えました。企業のデータ活用を支えるデータテクノロジー分野の専門サイト「DB Online」、企業の重要資産であるデータを守る情報セキュリティ分野の専門サイト「Security Online」といった個性的なメディアも立ち上がり、会員数は述べ20万人を超え、おかげさまで多くの読者の皆様に支持される媒体として成長を遂げています。
今回、10周年を迎え、ロゴデザインも新たに刷新しました。EnterpriseZineでは今後も、“データのもたらす価値とリスク”を主眼に置いて皆さまのビジネス成長を支援するための企業ITの最新動向、事例やIT戦略(これからの人材、組織、技術、ビジネス、経営のあり方)について多様なコンテンツをWeb、セミナー/スクール、書籍/電子書籍などのチャネルを通じてお届けしていきます。ぜひ、引き続きご愛読いただきますよう宜しくお願いします。