概要
参加者に事前にプレゼン資料を配布するために、「配布資料」フォーマットで印刷する場合があると思います。しかし、このフォーマットだと余白が大きくなってしまうのが悩みどころです。
配布資料として印刷してしまうと余白の調整ができません。この場合は、PowerPoint側で印刷対象を配布資料ではなくスライド単位で設定を行い、プリンタ側で1枚の用紙に複数ページ印刷を設定するとよいでしょう。この方法で配布資料として印刷するより余白が狭くなります。
本稿では、配布資料の余白を狭く印刷する秘訣を紹介します。
操作手順
- [ファイル]-[印刷]を選択します。
- [印刷]ダイアログボックスの[印刷対象]ボックスには「スライド」を選択して[プロパティ]ボタンをクリックします。
- プリンタのプロパティのダイアログボックスで1ページに印刷するページ数を指定します(プリンタによって設定方法が異なります)。
- プリンタのプロパティのダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックします。
- [印刷]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックすると、ページ分割印刷が開始されます。
備考
プリンタ側の設定で複数ページに割付印刷する場合は、スライドの枠は印刷されません。この場合、[印刷]ダイアログボックスの[スライドに枠を付けて印刷する]にチェックをつけておくとよいでしょう。
なお、あらかじめ[ファイル]-[ページ設定]を選択し、[ページ設定]ダイアログボックスの[スライドのサイズ指定]を「画面に合わせる」から「A4」に変更して、[印刷]ダイアログボックスの[用紙サイズに合わせて印刷する]にチェックを付けておくと、できるだけ余白を縮めてスライドを大きく印刷することができます。ただし、ページ設定はスライド作成前に行うのがポイントです。もし作成後にページ設定を変更すると、大幅な修正が必要になる恐れがあるので注意してください。