概要
端末によってインストールされているフォントの種類はさまざまです。MSゴシックやMS明朝など、OSにあらかじめ組み込まれている基本フォントの場合は問題がないのですが、そうでないフォントも存在します。指定されたフォントがその端末にインストールされていない場合は、代替フォントで表示されます。
もし、勉強会などで自分のお気に入りのTrueTypeフォントでスライドを見せたいけど、参加者にファイルとして事前に配布したいといった場合、ファイルにフォントを埋め込むようにするとよいでしょう。ただし、ファイルにフォントを埋め込むので、その分ファイルサイズが大きくなるので注意してください。
本稿では、どの端末でも指定されたフォントでスライドが表示できるように、ファイルにフォントを埋め込む方法を紹介します。
操作手順
- [ツール]-[オプション]を選択します。
- [オプション]ダイアログボックスの[保存]タブを開きます。
- 配布資料として必要なフォントだけを埋め込むには、[現在のドキュメント専用のフォントオプション]の[TrueTypeフォントを埋め込む]にチェックを付け、「使用されている文字だけを埋め込む」が選択されていることを確認して[OK]ボタンをクリックします。
- ファイルを上書き保存します。
備考
他の人が編集する場合は、ファイルサイズはかなり大きくなりますが、「すべての文字を埋め込む」ようにするとよいでしょう。
しかし、Windowsにあらかじめ組み込まれているTrueTypeフォントはファイルに埋め込む必要はありません。これらのフォントは以下の通りです。
- Times New Roman
- Arial
- Symbol
- Courier New
- MS UI Gothic
- MSゴシック
- MS Pゴシック
- MS明朝
- MS P明朝
また、Officeをインストールすると組み込まれるフォントは以下の通りです。
- Arial
- Arial Black
- Arial Narrow
- Arial Unicode MS
- Book Antiqua
- Bookman Old Style
- Century Gothic
- Comic Sans MS
- Courier New
- Garamond
- Impact
- Latha (Office XP以降)
- Mangal (Office XP以降)
- Monotype Corsiva
- MS Outlook
- Sylfaen (Office XP以降)
- Symbol
- Tahoma
- Times New Roman
- Trebuchet MS
- Verdana
- Wingdings
- Wingdings 2
- Wingdings 3