前回の前編ではこれまでのセキュリティについての歴史と脅威を振り返りました。大企業の場合、システム関連の部署が存在し、専任の担当者が主導して前編のような対策を実施しているでしょう。一方、中小企業ではITに詳しい人が社内におらず、片手間で業務の合間にセキュリティを考えている場合も多くあります。予算の面でも、十分な費用を掛けられないことがほとんどで、できる対策も限られてきます。そこで、中編と後編では中小企業ではどのような対策を実施すればよいのかを見ていきます。特にこの中編では、対策の全体像や考え方について解説します。
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増井 敏克(マスイ トシカツ)
増井技術士事務所 代表、技術士(情報工学部門) 1979年奈良県生まれ。大阪府立大学大学院修了。テクニカルエンジニア(ネットワーク、情報セキュリティ)、その他情報処理技術者試験にも多数合格。また、ビジネス数学検定1級に合格し、公益財団法人日本数学検定協会認定トレーナーとして活動。「ビジネス」×「数学...
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