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Dell EMC World 2017が開幕、統合でITベンダーとしての総合力が向上したDell Technologiesの戦略とは


 昨年の「EMC World」ではEMCのCEOだったジョー・ツッチー氏から、DellのCEO マイケル・デル氏へと重たいEMCのバトンを託す、セレモニーのような基調講演が行われたことを鮮明に思い出す。両社はその後正式に統合し、2017年は新たに「Dell EMC World」と名称も改めエンタープライズ向けソリューションの年次カンファレンスを開催した。

Dellの製品を使うことは業界のリーダーと付き合うこと

 CEOのマイケル・デル氏
CEO マイケル・デル氏

 基調講演のステージに登場したCEOのマイケル・デル氏は、大手SaaSベンダーの100%がDell Technologiesの製品を使っていると言う。さらには大手の小売りや自動車メーカー、またフォーチュンの上位にランキングされるような多くの企業も同様にDell Technologiesの製品を使っていると。DellとEMCの統合で、ITベンダーとしての総合力をかなり挙がっていることをデル氏は強調する。

 実際、統合によりDell Technologiesはサーバー、ストレージなどの分野でNo1のシェアのベンダーとなっており、それを支えるために45億ドルという大規模な研究開発投資も継続して行っている。デル氏によれば、「Dellの製品を使うことは、顧客としては業界のリーダーを選ぶことにもなる」。

 さらに製品を顧客に提供するための強力なサプライチェーンがあることが、同社のビジネスを大きくバックアップしているという。

 「我々は直販、パートナー経由で、他のどのベンダーよりも強力なゴー・トゥー・マーケットの仕組みを持っています。その上で非上場の会社なので、顧客のための長期的な視点のビジネスができると言うメリットも、Dell Technologiesにはあるのです」(デル氏)

 企業のCEOは今や、あらゆるところでデジタル・トランスフォーメーションの可能性を見ている。ビジネスにおいてはテクノロジーが生産性を上げることにつながり、ビジネス戦略を進めるために必須のものだと認識している。たとえば航空機メーカーのボーイング社では、機械学習やAIなどの最新技術を活用しビジネスの変革を進めている。航空機の作り方がデジタル・トランスフォーメーションで大きく変化しており、またロボットを使った製造ラインの自動化などもすでに実現されている。

 さらにボーイングでは、航空機をIoTで全く異なるものに変えようともしている。IoTから得られるさまざまなデータを活用し、航空機を使っている顧客企業の体験を向上しようとしているのだ。ボーイングと言う企業のDNAにはソフトウェアがあり、それにより継続的なイノベーションを起こしている。そんなボーイングは、PCからサーバーに至るまでDellの製品を活用しており、変革を行うためのソフトウェア開発ではPivotalを選択している。効率的にコードを書き、それによりデータやツールを埋め込むことで製品をより賢いものにしている。

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谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

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