エンドポイントデバイスを保護
本セッションで最後に紹介されたのが、PCを始めとするエンドポイントデバイスの保護として使えるクラウドサービス「Mozy」だ。
Dell EMCは1年に1回、データ・プロテクション・インデックスという名前でデータ保護に対する意識調査を行っているが、そこで約3割のユーザーがデータロストを経験していることが分かった。
その中でサイバー犯罪により、エンドポイントデバイスのデータが暗号化され、アクセスできなくなったなどへの対策として、PCのデータ保護という需要が高まってきている。
その課題に応える、インターネット回線で利用可能なクラウド・バックアップサービスがMozyだ。

「旧来、PCのバックアップを実装しようとしたとき、そのデータ通信の経路もより確実にするためVPNを必須にする、というような制限があることが多かったと思います。Mozyはそうではなく、インターネットにアクセスできる環境であれば、PCのデータ保護が実現可能になるのです」(北沢氏)。
PCにエージェントをインストールすることで利用可能。暗号化されたバックアップデータをリストアップしたり、自身が保護したいデータを設定したりする画面は、すべて日本語表示が可能になっている。
「VPN回線を引くコストや、対象PCの台数に応じた保護ライセンス料、データ保護ストレージの容量などに対する懸念があると思います。クラウドサービスのMozyを使うことにより、PCのデータ保護を手頃なコストで実装が可能になるのです」(北沢氏)。
最後に北沢氏は「今後ますますお客様のデータを保護するために必要な製品、それから機能を充実させていただきたいと思います」と述べ、セッションを終了した。
この記事は参考になりましたか?
- Dell EMC WORLD 2017 Report連載記事一覧
-
- クラウドを使うだけではない、真のデジタルトランスフォームとは?
- データ保護の最前線、キーワードは「コンバージド」と「クラウド」
- ソフトウェア・ディファインド・ストレージの爆発的普及が始まる
- この記事の著者
-
【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア