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特別鼎談「データ仮想化の大いなる可能性を探る!」(前編)

 ビッグデータがバズワードから現実的なビジネス課題へとシフトし、その先のIoTやオープンデータ活用といった次なるデータ活用のテーマが見えてきている。このデータ活用の鍵となるテクノロジーのひとつが「データ仮想化」だ。これは一体どのような技術で、企業に何をもたらしてくれるものなのか? 世界中で広く使われているデータ仮想化製品「Red Hat JBoss Data Virtualization(JDV)」を提供するレッドハットの河野恭之氏、そして同製品を使ったソリューションを国内で広く展開している日本ヒューレット・パッカード(HPE)データベースのスペシャリストの諸橋渉氏と高橋智雄氏に聞いた。

「とりあえず溜めておく」から「どうやって活用するか?」へ

――まずは昨今のデータベースの動向やユーザー企業が抱えている課題から、お話をお伺いできればと思います。

レッドハット
テクニカルセールス本部
パートナーソリューションアーキテクト部
部長 河野恭之氏

河野氏 最近は特にオープンソースのデータベースを利用しているお客様の話をよく聞きます。新規に入れるデータベースだけではなく、商用データベースから移行している事例も非常によく聞きます。また、大量データを意識されているお客様はHadoopやNoSQLデータベースを使われるお客様も多いと感じています。

――大量データを扱いたい、ビッグデータを分析に利用したい、などユーザー企業のなかで実際にかなり立ち上がりつつあるということですね。このあたり、HPEではどう見られていますか。

高橋氏 ちょっと前までは、「とにかく溜めていこう!」みたいな感じだったと思いますが、今はもう「溜まったデータをどうやって活用していくか?」というところに、主眼が移ってきている感じがしています。溜めていくだけであればHadoopなどが主体だったのですが、溜められたデータをどうやって実用化していくか、というところでHadoopだけではなく、それをさばけるようなデータベースが強く求められています。

――溜めておくだけではなくて、効率的にさばけるようなデータベースとは、具体的にどんなものでしょうか?

日本ヒューレット・パッカード 
テクノロジーコンサルティング事業統括
テクノロジーアーキテクト部
シニアスペシャリスト 高橋智雄氏

高橋氏 NoSQLのような、クラウドサービスで多いデータベースで、普通のRDBMSだとちょっとさばけないようなものをスケールアウトでさばいているもの。あとは、RDBMSに関してもやはり高速化がすごく求められていますので、そこはどちらかというとハードウェアの方で、不揮発性メモリですとか、SSDとかフラッシュを使って高速化させていこうみたいなものがメインストリームになってきています。

諸橋氏 数年前はデータといっても、10テラバイトもうちの会社にはない、というのが当たり前でした。今は「10テラバイトはある」が前提になっていて、それが処理できるソフトウェアとハードウェアが、実用的になってきているのではないかと思います。処理しきれないような組み合わせというのはもはや前提にならず、ちゃんと処理できるものへのニーズが確実に増えてきていると思います。メモリも搭載量が多くなり、ハードウェアの価格は下がってきているので、ソフトウェアのみではなくハードウェアと両方の面で進化していると思いますね。

 少し前だと実験段階とか、まだまだ試使用のイメージが強かったものも、今はもうお客様があらかじめ使っています。それをもうちょっと有効活用したい、という風に話が変わってきているかなと感じています。RDBMS以外のものが段々当たり前になってきている、というのもあります。そのため、それに合わせたソフトウェアを使っていくことが重要になります。また、すでにかなりのデータが企業のなかにあるという感じですね。

 データ統合の各種技術とデータ仮想化を実現するRed Hat JBoss Data Virtualizationとは?

 インメモリデータベースや列指向データベース。また、HadoopやNoSQL製品等の登場で大量のデータが蓄積されるようになりました。このようにさまざまなデータを活用する必要がある中で、データ統合の手法として近年特に注目されているのが「データ仮想化」です。

 本テクニカルペーパーではデータ統合の各種技術とそれらが解決する課題領域を解説し、「データ仮想化」を実現する製品である「Red Hat JBoss Data Virtualization」を紹介します。本資料はデータ統合の課題を解決したい方に向けた資料です。

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