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クラウドを事業継続に上手く活用するために知っておきたいこと~Pulse Japan 2011

  2011/08/22 07:00

6トラック27セッションの注目セッション

 セッションの見どころをいくつか紹介しよう。まず、午前中の特別講演では、米IBMでソフトウェアグループのバイスプレジデントを務めるJoao Perez氏が、「スマートで俊敏なビジネスを牽引するインテグレーテッド・サービスマネジメント」と題して、サービスマネジメント分野における世界の先進事例や最新の動向について紹介する。続く基調講演では日本IBMでTivoli事業部長を務める荒川朋美理事が登壇。日本企業が置かれている社会、経済、事業の各環境を参照しながら、「事業の継続と成長を実現する戦略的クラウド活用とサービスマネジメント」というテーマで同社のビジョンを示す。

 午後からのセッションの中でも、特に注目すべきは「事業の継続と成長を支える戦略的クラウド活用」と銘打ったAトラックだろう。「プライベート・クラウドによる企業成長と事業継続の実現」「エンタープライズ・パブリック・クラウドの利用ノウハウ~現場からの緊急報告~」(※いずれも仮タイトル)など、事業継続の手段として期待が高まるクラウドの活用方法について、プライベート、パブリック、ハイブリッドそれぞれの観点から紹介する。

 災害によって自社の施設が被害を受けた場合でも、クラウド上にあるアプリケーションやデータには基本的に影響が及ばない。事業継続という面でクラウドが有効な手段であることは間違いないだろう。ただし、具体的な活用方法の検討に着手すれば、さまざまな疑問が出てくるはずだ。どのシステムやデータをクラウド上に移動するのか。どのようにして既存システムと連携するべきか。自社におけるクラウドの活用方法を探るためのヒントをつかむ場として、Aトラックの各セッションを利用されたい。

 事業継続のようなソリューション観点ではなく、サービスマネジメントそのものについて知識を得たいという方は、Bトラック「事例に見るサービスマネジメント活用」がおススメだ。すでにサービスマネジメントに取り組んでいるユーザー企業の事例を通して、具体的なイメージが得られるだろう。また、Cトラックでは「サービスマネジメント先進ソリューション」についての情報収集ができる。例えば、最近では多変量解析アルゴリズムを使って、すでに発生してしまった障害を検知するだけでなく、将来的に起こりうる障害の予兆を検知するといった新しいソリューションが登場してきている。皆さんの会社のシステム基盤を強化する材料が見つかるかもしれない。

Pulse Japan 2010
ソリューションが一堂に会する展示会場も毎年好評を博している
気になる点について各担当者に気軽に質問できるのが魅力だ

 製品色が前面に出てこないのがPulseのセッションの特徴だが、IBMのサービスマネジメント製品自体に関心がある方は「サービスマネジメント製品最新動向」と銘打ったFトラックへ。資産管理、ワークロード管理、オンデマンド・セルフサービス・ポータル、仮想サーバーのデータ保護、パフォーマンス監視など、各分野の最新製品が紹介される。

 また、TVや電車内の広告で知られる「Smarter Planet」の最新情報に興味がある人はDトラックに参加されたい。「企業と社会の基盤を支えるスマートなソリューション」と題して、水管理の効率化を実現するスマート・ウォーターや、電力消費の大部分を占めるビルの効率化を図るスマートビルなど、Tivoliブランドの新しい活躍の舞台が紹介される。

 なお、震災の影響で4月から延期されていた「セキュリティー・コンファレンス 2011」がPulseと同時開催される運びとなった。今や、情報セキュリティは事業継続と不可分な関係となった。サイバー攻撃から顧客の情報を守り、スマートデバイスやクラウドを安全に活用し、取引先からの信頼を獲得するために国際的なガバナンス標準に準拠する。今後、ますます重要になる情報セキュリティを学ぶ良い機会となりそうだ。

関連情報
Pulse Japan 2011

本記事で紹介した「Pulse Japan 2011」は2011年10月6日(木)、ザ・プリンス パークタワー東京(港区・芝公園)にて開催される予定です。詳細なセッション内容や申込方法については公式サイトをご覧下さい。



著者プロフィール

  • EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

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