Shoeisha Technology Media

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

テーマ別に探す

本音を得るためにあえて相手の話を中断させてみる

  2008/10/16 11:00

 部下や同僚に限らず、人と話をしているときに同じ話がグルグル回っていたり、議論している中で堂々巡りをしていたり、相手の話が軽く感じたりつまらなかったり、なかなか話の本題や核心に入らないことや、本音で話せていないと感じることがあるのではないでしょうか?

 ここ最近何回かの研修の講師を務めた際に、受講生の中から「部下の本音を聞きたいです」とか「なかなか話の本題に近づけなくて」といった話と、その対応をどうすればいいのかと質問を多く受けました。今回は、本音や本題に迫るにはどうすればよいのかということについて考えてみます。

はじめに

 誰かと会話しているとき、相手の「本音」や「本心」、または話の「核心」に触れていないな、迫りたいなと感じたことがあると思います。皆さんがこのような感じを受けるときはいつでしょう? そして、そんなときに皆さんはどんな行動を取っているのでしょう。

  • 同じ話を繰り返しているとき
  • そわそわしていて居心地の悪そうなとき
  • 話題から少しずれた返事しかしてくれないとき
  • 他人の事や状況の事ばかり話しているとき

 なんだか、「心ここにあらず」という感じだったり、「何かを隠すように他の話を熱っぽく語っている」感じだったり、いろいろな様子が見えてきます。この後は、この例をもとに少しずつ考察してみましょう。

話したくないこともある

 誰しも、簡単に話せないことがあります。個人的なこともあれば仕事上のこともあるでしょう。話せない理由も、その話をするのが「恥ずかしい」「怖い」「つらい」など、いろいろです。

 理論的に置かれている状況や立場、損得勘定をした結果、話したくないという場合も中にはあるでしょうが、どちらかと言えばその人の感情に左右されているということの方が多いでしょう。このような心の揺らぎから防衛反応的に表出してくるもののいくつかが、先に挙げた例となるわけです。

 たとえば、他人の話や状況説明ばかりで自分の話をしない人、鳥瞰的に自分のことを話す人が結構います。私の個人的な印象では、IT業界にはこのタイプが多いような気がします。かく言う私も以前はバリバリ、今でも結構このタイプに当てはまります。

 なお、本人が「本当に話したいこと」に気付いていない場合も多いようです。

※この続きは、会員の方のみお読みいただけます(登録無料)。


※この続きは、会員の方のみお読みいただけます(登録無料)。


著者プロフィール

  • 松本 潤二(マツモト ジュンジ)

    松本屋 代表  コーチ、プロジェクト・ファシリテーター 1992年に起業した会社を1996年に退任後、「松本屋」を開業。 アジャイルプロセスとコーチングをベースとして、プロジェクトチームのチームビルディングおよびプロセス改善などを手がける。 特にプロジェクトチームのコミュニケーションや場を活性...

バックナンバー

連載:コミュニケーション能力をアップする!エンジニアのためのコーチング入門
All contents copyright © 2007-2019 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5