「Backup Exec」は、サブスクリプションベースのライセンスモデルを追加されたことで、ビジネス環境の変化に伴うデータ保護要件の変化に応じて柔軟に機能を追加できるようにし、これにより購入手続きが大幅に簡素化される。
また、「Veritas Information Map」と連携可能となり、保護データをダイナミックかつリアルタイムに分かりやすく可視化し、データ資産の状況を把握することが可能となり、高度なインテリジェンスによって企業のコンプライアンスが確保され、ビジネス成果を高める洞察を得ることができるという。
■サブスクリプションベースの価格設定で得られる高い柔軟性
ベリタスの新しいサブスクリプション型ライセンスオプションには、1年間、2年間、3年間の設定期間があり、「Backup Exec」の利用企業は、データ保護ソリューションを導入する際に優れた選択肢と高い柔軟性を得られるという。このサブスクリプションモデルでは、企業の現時点でのバックアップニーズに合致したデータ保護オプションを選択することによって、バックアップのコストを最適化することが可能だ。
また、必要に応じて他のサブスクリプション型ライセンスに拡張するなど、ビジネスニーズの変化に合わせて簡単に調整できる。さらに、サブスクリプションの利用企業は、ライセンスがアクティブである間は、すぐに製品をアップデートして新機能を活用することができる。データ保護の要件に応じて、すでに提供を開始しているブロンズ、シルバー、ゴールドの3つの「Backup Exec」のサブスクリプション型ライセンスから最適なものを選択できる。
- ブロンズ:オンプレミスおよびクラウドの物理および仮想ファイルサーバーの保護を提供
- シルバー:オンプレミスおよびクラウドの物理および仮想ファイルサーバー、データベース、アプリケーションの保護を提供
- ゴールド:オンプレミスおよびクラウドの物理および仮想ファイルサーバー、データベース、アプリケーションの保護と、複数サイト環境での Backup Exec サーバーの一元管理を提供
■グローバルなデータの可視化を提供
「Information Map」最新版(次の数四半期内に提供開始予定) との統合によって、「Backup Exec」の利用企業は非構造化データ資産をインタラクティブかつリアルタイムに可視化できる。さらに、「Information Map」のライセンス資格を得た企業は、「Backup Exec」で保護するデータの可視化に加えて、「Information Map」のコネクタによってオンプレミスとクラウドの両方に存在するデータストレージリポジトリの23のデータソースから得られるデータを可視化できる。
新たなレベルのインテリジェンスによって、より多くの情報に基づきストレージに関する意思決定が可能になり、リスクがあるエリアを特定し、どのデータを保持、移行、削除の対象とするか、最適な方法を選択することができるようになるという。さらに、この統合によって間近に迫ったGDPR(EUの一般データ保護規則)を含む世界中の厳重なデータプライバシー規制への対応と遵守を確保できる。
■クラウド内のデータ保護を Backup Exec によって強化
マルチクラウド環境でのデータ管理をさらに最適化する「Backup Exec」のさまざまな機能強化によって、次のようなイノベーションが実現される。
- クラウドへの重複排除によってネットワークの使用量およびストレージ要件を軽減し、より高速で効率的なバックアップを実現
- S3互換のクラウドストレージを、「Backup Exec」の利用企業は低コストのバックアップ先として追加ライセンスなしに使用可能
- CloudConnect Optimizerによってバックアップ設定の種類が自動的に検出、補正されることで、「Backup Exec」利用企業の使用可能なネットワーク帯域幅を最適化し、有効な活用をサポート