「CData API Server」は、RDBなど豊富なデータソースから本格的なREST APIを構築・ホストできるAPI開発・運用基盤。ユーザーは、(1)RDBなどのデータソースへの接続、(2)公開リソースの設定、(3)ユーザー設定の3ステップでコーディングなしでOpen API Initiative(Swagger)準拠のAPI および自動生成されたドキュメントが公開できる。
「CData API Server」2018版の主要な機能は次のとおり。
1. IoTデータのAPI化による活用
・AWS S3、Google Drive、Boxなどのクラウドストレージ内のCSV、JSON、XMLファイルを直接API公開することが可能に。
・NoSQL DBにストアされているデータのスキーマ検出やOData/Swagger対応エンドポイント変換によるデータ分析・AI基盤への連携の実現。
2. デジタルトランスフォーメーション(DX)のサポート
エンタープライズ内外のデータのAPI化、クラウドサービス(SaaS)のAPI公開の促進によるデジタルトランスフォーメーションを推進。既存サービスへのAPI Serverの組み込みやスケーラブルなAPI サーバー運用を容易にするための各機能を追加。
・APIライフサイクルサポートのための機能追加
管理API機能:リソース作成やコネクション作成、ユーザー設定を外部アプリからAPIで実行可能に。クラウドサービス(SaaS)やウェブサービスのUIからのAPI Server統合を簡単に。
管理コンソールでのエンドポイントの一括作成機能
・ID管理機能
Windows 認証(AD連携):社内のActive Directory基盤をAPI Serverで利用可能に。ほかにも既存のユーザー名とパスワードをAPI Serve のユーザーにインポートが可能。
リソース毎のアクセスコントロール設定:リソース毎にユーザー+グループ単位で、読み取り(GET)/更新(POST/PUT/DELETE)のアクセス権限を設定可能。カラム単位での細かい権限設定も対応。
・デプロイ機能強化
AWS でのオートスケールやロードバランシングをサポート
3. APIエコシステム構築のための標準インターフェースサポート
・CData API Server Drivers (ODBC/JDBC/ADO. NET) β版をリリース
APIユーザーが利用するBI、ETL、DWH、RPAツールへのシームレスなアクセスを実現するDriversのβ版をリリース。Tableau、Power BIなどのBIツール、ASTERIA WARP、TalendなどのETL、Excel、Access、.NETアプリやJavaアプリから標準SQLでAPI ServerのREST APIを利用可能に。公開APIの利用促進や、マイクロサービス構築時の既存アプリケーションとの連携コストを圧倒的に削減。
・REST APIの標準であるOData 4.0やSwagger 2.0をサポート