丸紅ITソリューションズは、これまでも、アカウント連携の自動化を実現する 「CSV Sync for Box」、データ移行ツール 「Rocket Uploader」、ガバナンス運用を促進する機能パッケージ 「Admin Helper for Box」、Boxとシームレスに連携する誤送信対策ソフト 「誤送信バスターfor Box」といった、Boxのエコシステムソリューションを開発してきたという。
今回提供を開始するのは、次の4製品になる。
1.「ON PAD」:Boxと連携してペーパーレス会議を実現するiOSアプリケーション
「プレビューモード」と「保存モード」を使い分けて、主催者が指定するページを出席者に連動させたり、出席者が資料にメモを書き込んだりすることができる。
App Storeから配信されるiOSアプリケーションで、サーバーは不要。Box上のファイルを「ON PAD」にダイレクトに呼び出すので、他のストレージを使う必要がない。シンプルな使い勝手で、かつセキュリティを守ることができる。
2.「MISOLock」:ファイルのロック/ロック解除を分かりやすく促す
Box EditやBox Driveでファイルを開くと、開いたファイル内にダイアログを表示して分かりやすくロックを促し、ファイルを閉じると自動でロックを解除するクライアントツール。
Boxの標準機能としてファイルのロック機能はあるが、ロックを促すダイアログがユーザーに分かりにくく、編集する時はロックし、編集が終わったらロックを解除するという操作を忘れてしまうケースが多く見られる。「MISOLock」を導入することで解決できる。
3.「Log Reporter for Box」:招待、共有リンクの状況を整理したレポートで提供
Boxはコラボレーションツールとして便利に使えるが、危険な外部共有が行われていないか管理することが重要になる。Boxのレポーティング機能は優れているが、整理されたレポートにするためにはデータの加工作業が必要になる。
「Log Reporter for Box」は、誰が誰をどのフォルダに招待しているのか、誰が何をオープンリンクで公開しているのかという、外部共有の状況を分かりやすいレポートにして関係者に提供。
4.「Simple Kicker」:シンプルなコマンドでBoxのファイル操作を実行
「Simple Kicker」は、 Boxのファイル操作をコマンドラインからシンプルなコマンドで実行することができるツール。たとえば、Box導入に伴い、システムから出力されるファイルの格納先をファイルサーバーからBoxに切り替えるためには、本来は特殊なAPI開発が必要だ。「Simple Kicker」を利用すると、簡単なコマンドで実現することができる。
アップロードのほか、Boxからファイルをダウンロードする、ファイルを移動・削除する、共有リンクを発行するなどの機能があり、基幹システムとの連携や、業務の自動化などに活用できる。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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