Auth0は米現地時間5月12日、開発チーム向け構築プラットフォーム「Auth0 identity OS」を発表した。
新機能について
- Auth0 Actions:開発者の固有のニーズに合わせて自由に設定可能なトリガーに応じ、サーバーレス機能を実行する拡張フレームワーク。Auth0を簡単に拡張およびカスタマイズするためのツールと改善されたエクスペリエンスにより、開発チームはIDの問題をより迅速に解決することができる
- Auth0 Organizations:企業のアプリケーションチームがマルチテナントアプリ、B2Bアプリ、SaaSアプリにおいて顧客やパートナーを管理するための高度な方法を提供。B2Bの実装が簡素化されるため、市場投入までの時間が短縮できるだけでなく、ビジネス顧客IDのユースケースの全体的なエクスペリエンスが向上する
- Auth0 Identity Maturity Framework(IMF):IDに関するすべて顧客体験を視覚化するAuth0ツール。同社が大手顧客と共同開発した「Auth0 Identity Maturity Framework」のツールキットにより、現在のIDの成熟度を測定し、IDに関する組織のプランを作成できるほか、Auth0 identity OSによる現状の把握と改善方法を視覚的に確認できる
Auth0の最高製品責任者であるShiv Ramji氏は、「この先5年間に成功した企業は、今後もさらに高まるセキュリティ、プライバシー、利便性への期待を満たすだけでなく、その期待を上回っていくことができると考えています。従来のIDプラットフォームはカスタマイズに柔軟性がないため、そうした期待を上回ることはほぼ不可能でした。しかし、将来性の高いモダンなIDプラットフォームであるAuth0 identity OSには適応性があります。統合の橋渡し、ユースケース間の橋渡し、そしてユーザーエクスペリエンスの橋渡しは、今日の企業の規模と成長を加速させるための極めて重要な要素です」と述べている。
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