エクイニクスは、東京においてNetwork Edgeは2021年4月に提供を開始済みであり(大阪は2021年第4四半期に提供予定)、Equinix Metalは2021年6月に提供開始予定(大阪は2022年に提供予定)としている。
そして、上記サービスの提供開始にともない、顧客向けに技術力と運用との両面で支援するマネージドサービスであるNetwork Edgeと Equinix Metal の導入・運用を支援する「Network Edgeサポートサービス」と「Equinix Metalサポートサービス」、SDNベースのインターコネクションサービスの設定をサポートする「Equinix Fabric接続設定サービス 」、時刻同期サービスのサポートをする「Equinix Precision Timeサポートサービス」の4種類のサポートサービスの提供を開始することを発表した。
エクイニクスの上記サービスは、以下のような顧客に対して大きなベネフィットをもたらすとしている。
- ITインフラストラクチャーをクラウドベースやハイブリッドクラウドに移行することを検討している企業
- 既存IBXデータセンターのコロケーションユーザーに限らず、新規のCSP(コンテンツサービスプロバイダー)オンランプ環境を直ぐに構築したい企業
- 日本国内だけでなくクロスボーダーに海外支社やサービスの展開を統合的かつ効率的に実行したい企業
- ネットワークやCSPの知識あるいは管理者不足による自社サービスの最適化やCSP利用、ネットワーク構成に悩みを抱える企業
- 海外のデータセンター利用や複雑なサービス体系によるコスト高を解消したい企業
- 幅広いラインアップから柔軟にベンダーと機器を選択して仮想ネットワーク環境を構築したい企業
- DXの鍵となるAgile/DevOps環境の構築を積極的に推進する上で、インフラストラクチャー構築をアウトソースしたい企業
エクイニクス日本法人 代表取締役社長 小川久仁子氏のコメント
デジタル社会ではデータをいち早く分析し利用者に新たな価値をリアルタイムで提供していくことが重要ですが、膨大なデータをクラウドに転送する際、低レイテンシーの担保やコストの抑制がポイントとなります。そのため、データが生成されるユーザーの近くにエッジデータセンターを配置し、ワークロードをエッジ環境に分散させる必要があります。こうしたエッジファーストの実現方法として、エッジとクラウド間の物理的距離による問題を解決する近接性と中立性を兼ねそろえたデジタルエッジという新たなフレームワークを企業は整える必要があります。エクイニクスの強みは企業のデジタルエッジ実現をグローバル規模で包括的に支援する豊富なサービスやサポートにとどまらず、ユーザーのニーズに基づく課題解決や最適な提案ができる経験豊かなエッジスペシャリストが国内に多数いることです。引き続き、変化の激しいビジネス環境に柔軟に対応できる先進的なデジタルエッジサービスをグローバル規模で鋭意ご提供してまいります。
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