NTTデータ先端技術は、Microsoft Azureを活用したデジタル・トランスフォーメーション基盤構築の自社利用に向けた検証を1月より実施していることを発表した。
本検証では、Microsoft Azureを用い、将来的な機械学習の実施も見据えた、企業情報のデータの統合、可視化を目的とし、企業内に散在するデータ連携、可視化を検証したという。具体的には、同社で利用するSalesforce.comのクラウドサービスからのデータ連携、長期間の可視化期間に対するハンドリングとデータ量に応じた閾値を把握し、Microsoft Azureの機能を組み合わせることで自動化を実現するとしている。
検証の概要
Azure Synapse AnalyticsがもつETL機能は「Azure Data Factory」に基づいている。Azure Data Factoryでは200を超えるコネクターが手配されており、多岐にわたる対象データへの結合、高速なデータの結合による分析用テーブルの作成およびPower BIによる可視化が実現できたという。
今回の検証では、当社内で既に利用している外部サービスのデータをデジタル・トランスフォーメーション基盤に取り込み、可視化・モニタリングすることで、機械学習にも活用可能なデジタル・トランスフォーメーション基盤の構築を目指すとしている。
また、機械学習基盤としては、Microsoft Azure内で実行可能なAzure Machine Learningデザイナーを利用し、GUIによる予測モデルの構築を目指すという。
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