OpenText(以下、オープンテキスト)は、コンテンツサービス・プラットフォーム「OpenText Core Content」と「OpenText Core Case Management」を発表した。OpenText Cloud Editions(CE)21.2の一部として発表された両製品は、マルチテナント型クラウドソリューションであり、LOB(ビジネス部門)、部門、業界の独自ニーズに応じたカスタマイズが可能だという。
Core Contentは、コンテンツと、それを必要とする人やシステムを結び付ける製品であり、SAP S/4HANAパブリッククラウドとの高度な統合など、顧客企業の既存のビジネスアプリケーションとの統合に対応。また、Core Case Managementは、非構造化データによる複雑なプロセスを管理するとしている。
両製品は、基本的なコンテンツ管理機能を通じ、業界をリードするSaaSコンテンツサービスアプリケーション群、「OpenText Core」ポートフォリオを支えるものだという。このポートフォリオは、OpenText Core Share、OpenText Core Signature、OpenText Core for Federated Compliance、OpenText Core Archive for SAP Solutions、OpenText Core Capture、OpenText Core for SAP SuccessFactorsなどで構成されている。
同社 CEO兼CTOであるMark J. Barrenechea氏は、「ワークプレイスの未来を支えるのはデジタル化です。今日の企業に必要なのは、迅速かつシンプルな導入、構成、管理、使用が可能な、デジタルビジネスプロセス・ソリューションです。Core ContentとCore Case Managementは、記録管理、ケース管理、API、オープンテキストの定評ある主要アプリケーションとのインテグレーションなど、強力な機能を搭載しており、導入の容易なマルチテナント型のクラウドアプリケーションとして提供されます」と述べている。
【関連記事】
・DX推進を含めた企業戦略にはハイブリッドクラウドが不可欠 オープンテキストが考察を発表
・オープンテキスト、「EnCase」シリーズのエンドポイントセキュリティと内部フォレンジック調査の2製品を販売開始
・SaaSが約9割を占める見込みに【ITR 労務管理市場に関する調査】