SAPジャパンは、LIXILが「SAP S/4HANA(エスエーピー・エスフォーハナ)」および、「SAP S/4HANA for central finance(エスエーピー・エスフォーハナ・フォー・セントラル・ファイナンス)」の導入によって、国内事業の基幹システム標準化を実現したことを発表した。
本プロジェクトでは、会計システムおよび各ビジネスのシステムをSAP S/4HANAで構築し、SAP S/4HANA for central financeを活用することによって、基幹システムの標準化を図るものだという。SAP S/4HANA for central financeでは、既存のERP資産を最大限に活かしつつ、SAP S/4HANA上で蓄積される各種会計明細を利活用し、ビジネス価値を最短距離で享受できる仕組みを構築。グループ横断でのマネージメント強化を行うことが可能だとしている。
LIXILは、本年1月に会計システム部分のSAP S/4HANAを稼働。その後、各ビジネスにおいて計3つのSAP S/4HANA システムを構築するとともに、SAP S/4HANA for central financeを活用したアプローチによる会計システムとの連携を4月に完了し、標準化したシステムを稼働開始している。5月には、実際のデータ連携において問題なく稼働できていることが確認できているという。
【関連記事】
・TeamViewer、SAPとの戦略的パートナーシップ締結で市場拡大を狙う
・SAPジャパンとクアルトリクス、職域向けワクチン接種を支援
・日本IBMとSAPジャパン、KDDIのタレントマネジメントシステム構築を支援