7月1日、東急は、新組織「デジタルプラットフォーム準備プロジェクト」(Urban Hacks)の設立を発表した。
同社では、新たに人材をむかえ、街づくりのDX専門組織として本プロジェクトを設立。同社グループのデジタル領域への投資を集中させることで、各事業でのデジタルリソースの有効活用、事業間の共通利用を実現し、投資効果の最大化を図ることを目指すという。
本プロジェクトで最初に取り組むのは、人々の暮らしと直結する「街づくりDX」の実現に向けた、同社グループを連携したデジタル開発の推進だとしている。「リアル」なサービスをデジタルの体験と融合させ、生活や仕事、エンターテインメントなど各事業間を横断するサービスおよびアプリケーションを提供。また、グループ各社が展開するリアルとデジタルのサービス導線を顧客にとって最適な形でデザインし、より快適で充実したライフスタイルの提供を目指すとしている。
また、「街づくりDX」に挑戦したいエンジニアやデザイナーなどを広く募集し、本年度中の組織化と開発に着手することで、同社グループの幅広い「リアル」なタッチポイントをこれまで以上に活用。これにより、継続的な体験価値向上の実現に向けて、「デジタル×リアル」を駆使したサービス展開による「街づくりDX」の推進を加速していくという。
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