Coltデータセンターサービス(以下、Colt DCS)は、フィデリティ・インベストメンツ(以下、フィデリティ)が三井物産および三井物産アセットマネジメント・ホールディングスと合弁契約を締結し、ハイパースケールデータセンターを提供することを発表した。新しい合弁会社は2者間で均等に所有され、日本の東京圏、および大阪圏において、Colt DCSのプレゼンスを強化するものになるという。
本合弁事業により、Colt DCSは日本でのハイパースケール戦略を加速。現在、日本で50MWの電力容量を運用しているが、約3倍の140MWに拡大する予定だとしている。
また、三井物産リアルティ・マネジメントは、投資・運用スキームの整備、資金調達、土地調達、開発支援、日本企業などへの顧客マーケティングの支援を担い、合弁会社の資産管理を務めるという。
三井物産のコーポレートディベロップメント本部 金融事業部長である和歌伸介氏は、「データセンターは、世界中で進むビジネスのデジタルトランスフォーメーションにおいて重要な役割を果たしており、高品質で環境に配慮したハイパースケールデータセンターの需要は非常に大きいものです。本合弁事業の運営を通じて、三井物産グループの総合力を発揮し、グローバルパートナーと共同でこれらのニーズに対応していきます」と述べている。
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