IoTソリューションを提供するシリコンバレー発のスタートアップ企業MODEは、スマートシティ向けOSである「FIWARE-ORION」とのデータ連携テストを完了した。
「FIWARE」は、スマートシティにおけるデータ連携基盤の中核を担うよう設計されたオープンソースウェア。今回MODEでは、同オープンソースウェアの中でコンテクスト情報管理を担う「FIWARE-ORION」とのデータ連携テストをおこなったという。
今回のテストを通して、「FIWARE」と「MODE IoT Platform」との確実なデータ連携が検証できたことにより、「FIWARE」で構成された都市OSに対してもMODEによるIoTデータ収集機能を提案できるようになったとしている。
また、リアルデータをクラウドにアップロードする仕組みを持たない企業でも、都市OSでリアルデータの活用が可能だという。
「MODE」の特色
- パートナー企業のセンサーを多数取り扱い、それらを使ったセンサーデータの取得が可能
- IoTデータ活用に特化したゲートウェイを使い、堅牢かつスケーラブルなシステム設計を実現
- 現実世界から取得したデータをクラウドに移し、直接「FIWARE」に連携させることが可能
- IoT開発にかかる時間とコストを最小化し、短期間で安定したサービスのスタートが可能
- 「FIWARE SHT(Short Time Historic) COMET」との連携で、長期間のリアルタイムデータ蓄積コンポーネントとして「MODE TimeSerise Database(時系列データベース)」を利用することが可能
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