Tableauは、新しいエンタープライズ機能とエンタープライズ・サブスクリプション・プランを発表した。
主な新機能および強化点
- 規模に応じた、乱雑なデータの管理とデータガバナンスが可能に:新機能により、データ課題の管理とスケーラブルな拡張が容易になり、信頼性が向上する
- データ準備:Tableau Prepにより、サーバーリソースの負荷/コストを自動的に削減。行を生成してデータの傾向をより簡単にマッピングできるようになる
- ガバナンス:潜在的な問題を警告することでデータ品質を確保/維持し、データの種類と出所を容易に把握できる
- 一元化された行レベルのセキュリティ:管理者は、どのユーザーとグループがどのデータスライスにアクセスできるかを一元的に構成可能に。これにより、柔軟性とセグメンテーションを向上させることができる
企業の需要に合わせたスケーラブルな分析を確実に
- エンタープライズ・リファレンス・アーキテクチャ:エンタープライズ・デプロイメント・ガイドライン(EDG)は、可用性、拡張性、およびセキュリティに関する要件を満たすための規範的なメソドロジーを、エンタープライズの顧客企業のTableauリファレンス・アーキテクチャに提供する
- 動的スケーリング:デプロイに適切なリソースで需要のピーク時には十分なコンテナを利用できるようになり、需要の少ない時間にはスケールダウンすることができる
- リソース管理:ITチームは、アプリケーションリソースの制限を定義することで、Tableau Serverのパフォーマンスをより適切に最適化できる
同カントリーマネージャーの佐藤豊氏は、「多くの企業がビジネス変革を推進するため、データドリブンの意思決定を全社に広めようとしています。Tableau 2021.3の新機能は、エンタープライズで大規模に分析をより容易かつ速やかに取り入れることをサポートします。またセキュリティを担保しつつガバメントをより強化した新しいサブスクリプションモデルにより、企業のDX推進に一層お役に立つと確信しています」と述べている。
なお、新しいサブスクリプションプランに加えて、データ準備とカタログの強化機能は、Tableau 2021.3のリリースで今月後半に利用可能。追加機能は、今後数ヵ月以内に利用できるようになるという。
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