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日立の擬似量子コンピュータ「CMOSアニーリング」、損保ジャパンで実務利用へ

 SOMPOホールディングスと損害保険ジャパン(以下、損保ジャパン)、SOMPOリスクマネジメント(以下、SOMPOリスク)、日立製作所(以下、日立)は、日立が開発した疑似量子コンピュータ「CMOSアニーリング」を、損保ジャパンで実務利用すると発表した。

 4社は、SOMPOリスクの「自然災害リスク定量化技術」と、日立のCMOSアニーリングを活用し、損保ジャパンが顧客から引き受ける自然災害リスクのポートフォリオに対して、損保ジャパンで保有すべきリスク、外部移転すべきリスク、外部移転時の条件、実務上考慮が必要なその他条件などをモデル化。取り得る膨大な組み合わせから、リスクテイクと安定収益を両立する条件を求める手法を開発したという。

 さらに日立のCMOSアニーリングは技術革新をし、損保ジャパンが実務レベルで必要とする大規模かつ複雑な損害保険ポートフォリオ最適化問題に対応。これにより、実務利用の目途が立ったことから、4月から損害保険引受業務にて、CMOSアニーリングの実務利用を開始するとしている。

 4社は今後も、引き続き保険引受業務に向けた技術開発とビジネス実装の両面で検討を行い、適用領域の拡大を推進していく。また、保険引受業務に留まらず、様々な損害保険業務に対し、量子技術による損害保険業務のDXを推進するという。

各社の役割分担

  • SOMPOホールディングス:検証の統括
  • 損保ジャパン:ビジネス要件抽出および実務プロセスへの技術実装
  • SOMPOリスク:ビジネス要件の定式化および自然災害モデルによるリスク定量化
  • 日立:イジングモデル定式化およびCMOSアニーリングを活用した最適化

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