ラック、NRIセキュアテクノロジーズ、グローバルセキュリティエキスパート(GSX)の3社は4月1日、会員制の任意団体「サイバーセキュリティイニシアティブジャパン(以下、CSI/J)」を設立した。
3社は、各社の持つ経験とナレッジを活かして、社会や産業全体のセキュリティレベルの底上げを図ることを目的に、CSI/Jを立ち上げたという。CSI/Jは、企業を会員として、「セキュリティ対策」と「セキュリティ人材」に関わるフレームワークの提供を主な活動内容としている。内閣サイバーセキュリティセンター、総務省、経済産業省などの関係省庁とも連携を図っていくという。
主な活動内容
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「共通対策評価フレームワーク」の策定と提供:セキュリティに関する社内外の主要なガイドラインを踏まえ、クラウドサービスやゼロトラストソリューションの利用を想定した、セキュリティ対策を評価する新たなフレームワークをCSI/Jが作成・維持し、会員企業に提供する
- 「サイバーセキュリティプロフェッショナル人材フレームワーク」の策定と提供:セキュリティエンジニアが果たす役割とそのジョブディスクリプション(職務内容の定義)をレベル別に定めたうえで、各レベルに到達するための育成方法、キャリアパス、研修・トレーニングの例やプログラムを作成・維持し、会員企業に提供する
団体の概要
- 名称:サイバーセキュリティイニシアティブジャパン
- 英文名称:Cyber Security Initiative for Japan
- 略称:CSI/J(シーエスアイジェー)
- 設立日:2022年4月1日
- 会長:中尾 康二(国立研究開発法人情報通信研究機構 サイバーセキュリティ研究所)
- 後援企業:KDDI株式会社、株式会社野村総合研究所
- 賛同企業:株式会社インフォセック、株式会社FFRIセキュリティ、エムオーテックス株式会社、KDDIデジタルセキュリティ株式会社、株式会社サイバーディフェンス研究所、株式会社セキュアイノベーション、株式会社セキュアヴェイル、SOMPOリスクマネジメント株式会社、株式会社ブロードバンドセキュリティ、三井物産セキュアディレクション株式会社、株式会社ユービーセキュア(五十音順)
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