SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZineニュース

コロナ禍でオンライン決済でのカード不正使用が増加か──Stripeによる調査

 Stripeは、オンラインにおけるカード不正使用に関するレポートを公開した。同レポートによると、世界各地で不正使用が増加しており、中でも南米の企業が特に不正使用を経験していることがわかったとしている。

調査回答企業の64%が、新型コロナウイルス感染拡大以来、不正使用防止が困難に

 調査回答企業の64%(日本:54%) が、新型コロナウイルス感染拡大以来、オンラインにおけるカードの不正使用の防止が困難になっていると回答。上記のうち56%(日本:61%)は、パンデミック前と比べて複雑かつ巧妙な不正使用に直面していると回答し、41%(日本:35%)は、パンデミック前と比べてより多くの不正使用に直面していると回答した。

 また、2020年3月から5月にかけて、不正使用関連以外の理由コード (「商品が届かない」「商品に不満がある」など)による申請が発生した決済取引は、2019年の2倍以上となった。パンデミックの発生から1年間で、カードテスティング攻撃の試みを受けた割合は40%急増した。

調査結果グラフ
[画像クリックで拡大表示]

地域および企業規模による不正使用の違い

 不正使用対策の重要性は世界共通であるという。同調査対象企業の90%は、ECでの不正使用を防止することが自社のビジネスにとって重要であると回答した。しかし、不正使用の方法は業種や企業の所在地によって微妙に違いがあり、複雑な様相を呈するとしている。

地域および企業規模による不正使用
[画像クリックで拡大表示]

不正使用がビジネスに与える影響

 不正使用が発生すると、不正使用による不審請求の申請と不正防止対策において、高額のコストをともなうという。このような財務的損失の他にも、多くの企業は不正対策チームを拡充したり、製品やエンジニアリングのリソースに対処するなど、リソースを移行。実際に、調査回答企業の59%(日本:62%)が、2022年に昨年より多くの収益が不正使用によって失われると予測しているという。

不正使用がビジネスに与える影響
[画像クリックで拡大表示]

不正使用の動向予測

 不正使用の手口は年々巧妙化しており、オンラインビジネスは新たな形の不正使用の可能性に晒されているという。同社は、調査の結果を踏まえ、以下4点を不正使用を取り巻く状況としてまとめている。

  • 3DSなどの追加認証が大きな役割を果たす
  • 迅速で的確な判断を下す
  • カード発行会社との体制強化、不審請求申請を効率化し、誤った支払い拒否を減らす
  • 支払い方法や不正使用の状況が変化
不正使用の動向予測
[画像クリックで拡大表示]

【関連記事】
日本IBM、DSPに「クレジットカード・サービス」を追加 約4割のコスト削減も
TIS、Visaプリペイド機能を搭載した「ultra pay カード」のULTRAを連結子会社に 
凸版印刷、カード決済連動の集客サービスを提供へ 英FIDELとタッグ

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/16334 2022/07/19 18:10

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング