Fastlyは、米国のHUMANとのリセラーパートナーシップ締結を発表した。今回の提携により、ボット対策および詐欺・アカウント不正利用防止機能を提供し、サイバー犯罪者による攻撃からオンラインアプリケーションやサービスを保護するとしている。
ボット攻撃として知られる自動化オンライン攻撃は、企業の収益やデジタルエクスペリエンスに大きな影響を与える可能性があり、オンライン攻撃の4分の3はアカウント乗っ取り、支払い詐欺、コンテンツ操作などボットによる攻撃だという。
また、悪質なボットがリソースを消費して組織を圧迫し、全インターネットトラフィックの少なくとも4分の1をボットが占めているとのこと。HUMANでは、大手企業やインターネットプラットフォーム向けに毎週15兆件以上のインタラクションが人間によるものかを検証している。
今回の発表によれば、利用者はFastlyの次世代WAF技術とHUMANのボット対策および修復機能を組み合わせて活用することができるという。
FastlyのLakshmi Sharma氏は今回の提携を受けて、HUMANはFastly利用者をボット攻撃や詐欺から保護するだけでなく、データ汚染やサイバーセキュリティへの露出を減らしながらROIの向上に寄与するとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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