AIを活用したセキュリティソリューションを提供する企業であるセキュアと、映像データに関わるソリューションを提供するヘリックスは、ウェアラブルカメラで撮影した映像を活用し、現場DXを推進する新たなクラウド・AIソリューションを発表した。
新型コロナ禍により、建設現場や整備工場など、いわゆる「現場」においても、web会議システムやウェアラブルカメラを導入するためのルールやガイドラインなどが徐々に整備され、現場DXの機運が高まっているという。
こうした背景により、両社はウェアラブルカメラで撮影した現場の作業映像を活用する新たなクラウド・AIソリューションの提供に至ったとのこと。
具体的には、ウェアラブルカメラで撮影した映像をクラウドでライブ配信、録画、アーカイブし、その映像をAIで解析するといったサービスだ。本ソリューションはMicrosoft Azure上にシステムが構築され、システムの運用はブロードバンドタワー社と提携し行っているという。
日本マイクロソフトによれば、作業現場で撮影されたデータをラベリングして管理・分析することが可能なため、作業手順の共有や事後の確認作業を効率的に行うことが可能になるとしている。
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